暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Aきっと分かり合えたなら〜Rusylion & Subaru〜
[7/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
して週一で、シミュレータを借りていろいろ発散させてるんだ」
ティアとルシルさんがお互いの質問に答えたところで、「どうせなら2人も使っていくか? このシミュレータ」ルシルさんが提案してくれた。
「え、いいんですか?」
「なのはの教導が始まるまでの間だけどな。それまでは自由に使っていいとシャーリーやなのはから許可は貰ってる」
「ぜひ!」
ティアが目を爛々と輝かせてルシルさんの提案を受け入れた。明日のなのはさんとの模擬戦の為の復習をイメージトレーニングでするつもりだった。だけど実際に戦闘フィールドを使えるなら、ただのイメージより完成度が高くなる。
「あ、ありがとう・・・ございます」
あたしもお礼を言うんだけどやっぱりぎこちなくなっちゃう。ルシルさんはあたしを少し見た後、「ティアナ。どのフィールドでいい?」ルシルさんと、「あ、このまま廃棄都市フィールドでお願いします」ティアが話し始めた。
(逃げるなスバル! もう、あたしは子供じゃない! ルシルさんを苦しめてるあの
過去
(
ころ
)
のあたしの言葉を、
現在
(
いま
)
のあたしの言葉で晴らさないと!)
――こら、スバル。八神部隊長やリイン曹長から聞いたけど、あなた、まだルシルさんとまともに話していないらしいじゃない。まさか手紙に嘘を書いてくるなんて――
ルシルさんと未だに話してないことが八神部隊長とリイン曹長伝手にギン姉にバレて、それはもう怒られた。
――スバルよぉ。お前にもいろいろあると思うが、
ルシリオン
(
ぼうず
)
もお前と同じくらい苦しんでると思うんだ。出来るだけ早く坊主の苦悩を晴らしてやってくれや――
お父さんにもそう言われた。判ってる。判ってるけど、どれだけルシルさんと話そうと思ってもダメだったんだ。でも、アリシアさんから聞かされたルシルさんの事情を知って、ようやく決心が固まった。ここで逃げたら、また何日も話せなくなると思う。
――2人で話すのが気不味いなら、私も一緒に謝るから――
ギン姉もルシルさんに謝りたいって言ってた。でもここでギン姉に頼るような真似は出来ない。一番罪深いのはあたしだもん。あたし1人で謝るべきだって判ってるから、ギン姉のその提案は断った。
(お父さん、ギン姉。あたし・・・しっかりするから・・・!)
空間シミュレータの操作を行うルシルさんと、ルシルさんの側で操作が終わるのを待つティアを眺める。そして、ルシルさんの操作が終わったのを見計らって「ル、ルシルさん!」意を決して名前を呼んだ。
「お、お話ししたいことがあります! おじ、お時間を頂けませんか!」
「・・・・。ああ、大丈夫だよ」
「『あたしは先に行って自主練やってるから、アンタはしっかり伝えるのよ』それでは、お言葉に甘えて使わせていた
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ