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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic8-Aきっと分かり合えたなら〜Rusylion & Subaru〜
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シルさんの足止めお願い!』
『ん!』
ルシルさんに接近しつつ、「ジャッジメント」放たれてくる槍を避けて、ティアの準備が整うのを待つ。どれだけ時間が掛かってもって覚悟したすぐに『いつでも行けるわ!』ティアからゴーサインが出た。“リボルバーナックル”のカートリッジ1発をロード、ナックルスピナーを高速回転させたうえで右腕を振りかぶる。
「うぉぉぉぉぉーーーーーッ!!」
「来るがいい」
そう言ってルシルさんは“エヴェストルム”を振りかぶって、あたしの迎撃態勢に入った。“エヴェストルム”は2mちょっとあるし、ルシルさんの身長も180cmくらいあるし、リーチ差は結構ある。半端な避け方じゃまず体のどこかを引っ掛けそう。
「リボルバー・・・シューット!」
先制はもちろんあたしで、右拳をルシルさんに向かって突き出す。放つのは射撃魔法に分類される衝撃波。ルシルさんは「せいっ!」“エヴェストルム”を大きく薙ぎ払ってリボルバーシュートを真っ二つに裂いたけど、「っく・・・!」完全に無力化できなかったみたいで、体勢をほんの僅かだけど崩した。
「どりゃぁぁぁぁぁ!『ティア!』」
『オッケー! 巻き込まれんじゃないわよ!』
そんなルシルさんに向かってあたしは突撃を続行。もう一度“リボルバーナックル”を装着してる右腕を振りかぶる。そして体勢を整え終えたルシルさんももう一度“エヴェストルム”を振りかぶった。
「『うんっ!』ナックル・・・ダスタァァァーーーッ!」
「ふんっ!」
あたしの迎撃のために横薙ぎに振るわれる“エヴェストルム”だったけど、「っ!」タイミングを見計らって大ジャンプして回避。右脚に少し痛みが走ったことから、やっぱり完璧に避けれなかったみたい。それでも十分ルシルさんの注意をあたしに引き付けることが出来た。
――クロスファイアシュート――
あたしがルシルさんの頭上を飛び越えているその最中、ティアの制圧射撃が飛んで来た。あたしの行動に意識を割かれてたルシルさんが「ほう」感嘆の息を漏らした直後、魔力弾が次々に着弾していって爆発を起こしてく。その爆風に煽られたあたしは「おわっと」ウイングロードから落っこちそうになったけど、なんとか別のウイングロードを発動したことで無事に着地。
「ルシルさん・・・?」
「これがクロスシフトAか。なるほど」
濛々と立ち上る煙を見ていると、ルシルさんのそんな声が聞こえた。
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