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東方緑兵物語
初陣得るは敗北
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いる?」
「とぼけても無駄だぜ!この赤い色の雲はこの屋敷から出来たんだからな」
「屋敷から?レミリア達は何をしているんだ?まあいい、俺の役目は侵入者を屋敷に入れない事だしな、悪いけど無理矢理にでも帰って貰うぞ」
「まあ、そうなるよな、いいぜ相手になってやる!私の名前は霧雨魔理沙!普通の魔法使いなんだぜ!」
「…俺は渥美純、しがない雇われ兵だ、行くぞ!」

俺と魔理沙が再び衝突しようとしていた時だった俺の視界の端に一瞬だが飛来物が見えて、俺はとっさに後ろに飛んだ
そして俺が立っていた場所には一枚のお札が刺さっていた

「はぁ〜、魔理沙あんた先に行くとか言っておきながら何してんのよ」
「わりぃわりぃ、ちょっと手間取っちまってな」

魔理沙と話す巫女服を着た少女、親しげなところを見るに恐らく共犯者だろう、まあ、侵入者が増えた所で俺の仕事は変わらない、この2人を屋敷に絶対に入れさせない

「さっさとそいつを倒して早く来なさいよ、こっちは早く帰りたいんだから」
「わーってるって、ちゃっちゃと終わらせるから先に行ってな」

巫女は話が終わると紅魔館へ入って行こうとする

「ッ!行かせるかよ!」

俺は銃を構えて妨害しようとするが魔理沙が俺の側に球を放って来ていてそれをかわしている間に巫女の侵入を許してしまった

「チッ!邪魔すんじゃねぇ」
「それはこっちのセリフなんだぜ、お前の相手はこの魔理沙さんなんだぜ?」
「上等じゃねぇか、撃ち落としてやる」

俺はライフルをセミオートからバーストモードに切り替えて狙うが向こうは変則飛行をしてくるので中々箒にレティクルが合わず、牽制弾を撃つ程度に留まっていた

(ヤバイな、これじゃあいつまで経っても奴を止めれない、どうする…何か隙は、)
「へへっ、その程度かよ、じゃあこっちは大技で行くぜ!『魔符スターダストレヴァリエ』!」

魔理沙が声高らかに叫ぶと彼女を中心に星の形をした球が無限と思えるほど出現した、が、出現しただけでこちらには来ずその場に留まっているだけで、魔理沙もその場から動く気配が無かった

(チャンス!)

俺は星の間をすり抜けて魔理沙に最接近する、ここまで来れば単純な腕力でそのままゴリ押し出来るだろう

「へへっ、掛かったな」
「何?」
「お前、私のスターダストレヴァリエがこれだけで終わりだと思っているだろ」

その時、俺の第六感が早くこいつを無力化しろと警告を出した、俺は目の前の敵に拳をたたき込もうとしたが、すでに遅かった
魔理沙の放った星屑達は一斉に俺を取り囲みそのまま俺は被弾した

「ッ!があぁ!」

星屑は俺に被弾するとそのまま小爆発を起こしながら俺を吹き飛ばし、俺は壁に叩きつけられ崩れ落ちた

「ふぃ〜、一丁あがり
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