歩兵用武器解説(日本編)その1
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その延長線上と言える。
しかし、欧米の各国軍でも先行して導入されているミニミ機関銃は、その多くがフォアエンドやレシーバー上部にマウントレールが追加され、ダットサイトやスコープなどの光学サイトを備えている。
第二次世界大戦のイメージからこうした機関銃は制圧射撃が本分と思われがちであるが、これら精密射撃用の光学装備は現代戦では当然のものとなっており、
日本のそれはあながち的外れな装備・運用とは言えないだろう。
銃弾の薬室への装填は、ベルト給弾方式の場合は引き金を引くと同時に遊底が前進し、それに合わせるように装填機能により給弾が開始されベルトリンクから弾が1発ずつ押し出され薬室に押し込まれ、
遊底で固定され遊底内にセットされた撃針が雷管を叩いて銃弾が発射される。
弾倉方式の場合は遊底部分が直接弾を押し出し、薬室に装填される。
斜めに固定されたキャリングハンドルは、銃本体の運搬のみならず、銃身交換の際にも用いられる。
このハンドルによって、射撃直後の銃身が熱せられた状態でも耐熱手袋などを必要とせずに交換が可能となった。銃身は交換レバーを押し下げ、銃身を前方へ引き抜く動作のみで外すことができる。
ハンドルの角度は、
射手が右手でハンドルを握って銃を持ち上げた場合に、銃本体や弾薬ケースが射手の体に当たりにくいよう配慮されている。
「62式7.62mm機関銃」
種類:汎用機関銃
口径:7.62mm
製造メーカー:FNハースタル
使用弾薬:7.62x51mm NATO弾
装弾数:300発ボックスマガジンまたはベルト給弾式
全長:1250mm
重量:10500g
連射速度:850発/分
有効射程:800m
62式7.62mm機関銃は、ベルギーのFN MAG機関銃をライセンス製造したものだ。
製造は日特金属工業株式会社(戦前の日本特殊鋼。現在は住友重機械工業に吸収合併)が担当した。64式7.62mm小銃と共通の7.62mm弱装弾を使用する汎用機関銃であり、陸軍時代は弾薬共有が小銃・軽機関銃間にとどまり、重機関銃は別の弾薬が用いられていたが、自衛隊では汎用機関銃である62式が重機関銃と軽機関銃を代替することにより、補給体系の統一が達成された。
FN MAGは、1950年代にベルギーのFN社で開発された汎用機関銃である。1958年より製造が開始され、
7.62x51mm NATO弾を使用する汎用機関銃として、NATO加盟諸国など80ヶ国以上で広く採用されている。運用思想としては、第二次世界大戦中のドイツ製MG34/MG42によって証明された汎用機関銃の有効性を受け継ぐものだ。
FN MAGのメカニズムは、ブローニング BAR
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