暁 〜小説投稿サイト〜
STARDUST唐eLAMEHAZE
第二部 WONDERING DESTINY
プロローグ 〜ANOTHER ONE BITE THE BURST〜
[3/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
そのライトグリーンの瞳には、
この世何よりも気高き光が宿っている。
 悠久の(とき)の中、数え切れないほど多くの人々の中で育まれ、
そして受け継がれてきた、『黄金の精神』 の輝きが。
 熱く。激しく。燃え尽きるほどに。
(犬ッコロが。“ケンゲン” だかなんだかしらねーが、好き放題に暴れやがって。
目にモノみせてやるぜ……ッ!)
 栄耀(えよう)なる瞳で眼前の魔狼を射抜く青年、
その体積比は文字通り象と蟻ほども違う。
 しかし。
 その巨大なる存在の威圧感(プレッシャー)を前にしても、
青年の全身から立ち上る覇気は微塵も揺るぎもせず
逆により激しく燃え上がった。
星 の 白 金(スター・プラチナ)ッッ!!」 
 壮烈なる喊声と共に発せられる、一つの言葉。
 破滅の烈風が学生服の長い裾をはためかせる。
 ソレと同時に青年の背後から突如、
空間を歪めるような異質な感覚を伴って出現する、
周囲に白金の燐光を舞い散らせる一つの 『像』
 青年の守護者。
 もう一人の自分。
 運命の刻印。
 呼び方は様々あれど敢えて名を冠するならば、
“傍に立つ者” そして “苦難に立ち向かう者”
人智を越えた超絶能力 『幽波紋(スタンド)
「いくぜッッ!!」
「了解ッッ!!」
 短く互いの存在を確認し合い、
承太郎と呼ばれた青年とシャナと呼ばれた少女は、
眼前の余りにも巨大過ぎる存在に向かい
罅割れたアスファルトを蹴って共に駆け出し、
極限レベルの戦いの火蓋を切った。



『GUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUU
OOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO
―――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!』
「「オオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ
―――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!」」



 此処(ここ)は、彼らの故郷である国から遠く離れた異郷の地。
 そして、この世の(ことわり) からも隔絶された蒼の世界。
 その世界に、ふたりはいた。
『スタンド使い』 の青年と “フレイムヘイズ” の少女。
 ふたりは確かに、其処(そこ)にいた。


 (きし)り上げるように加速していく、運命の車輪、因果の火車。
 ソノ回転が、途切れるコトは決してない。
『スタンド使い』 と “フレイムヘイズ”
 (あまね) く無数の 『運命』 は、激しく渦巻く蒼き波濤の如く。
 いま。
 潮流する!


 ジョジョの奇妙な冒険×灼眼のシャナ
 STARDUSTφFLAMEHAZE
『第二部』
WONDERING(運 命) DESTINY(潮 流)】 
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ