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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第535話】
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た、中には気絶していた男三人も居た。 ……君はどこでそのコアを手に入れた?」
「え? ……こ、コアは……わ、私の幼なじみのお母さんが手に入れた物を……」
「ふむ」
嘘はついていない、つく意味もない私は隠さず話したのだが目の前のヒルトは腕組みしたまま考え、時折此方を見ていた。
「……機体名は天照・神……第二形態移行を果たしてるのか。 ……データベース照合――やはり該当無し……」
ザアザアと降り注ぐ雨、既にグショグショに濡れた制服、髪も濡れて肌にまとわりついていた。
一方のヒルト――周囲に不可視の防御膜が張られてるのか雨に一切濡れていなかった、そして、ずぶ濡れの私に気付いたヒルトは。
「……すまない、君だけずぶ濡れだな。 範囲を拡げよう――これで大丈夫だ、それとこれで拭くといい」
不可視の防御膜が私を雨から守るように覆う、ずぶ濡れの身体を借りたタオルで拭きながら――。
「た、タオルありがとうございます」
「いや、俺も気付くのが遅れたからな。 ずぶ濡れにさせてすまない」
小さな心遣いに、不覚にも胸が高鳴る――目の前にいるヒルトは私の知ってるヒルトじゃない、だけど――ヒルトにしか思えなかった。
「……話は変わるが、君はロストナンバー、及びロストチルドレン計画って聞いたことはあるか?」
「な、ない……です」
初めて聞く単語に首を傾げる私に、再度腕組みするヒルト――。
「……瞳孔の動き、呼吸、脈拍を見ても彼女が嘘をついてる感じはしない。 ……ロストチルドレン関連の人間ではなさそうだが……そうなると、ロストナンバーの説明がつかない……さて……」
「……??」
一人呟くヒルトに、私は更に首を傾げる――そして。
「……本来なら君のコアは俺が回収する所だが、まだ君は俺と同様【ロストチルドレン】の可能性がない訳ではない」
「……回収って、私から天照を奪うって意味?」
「……あぁ、全ての元凶であるISの根絶が俺の目的だからな」
抑揚のない冷たい言葉に、言い様のしれない不安が再度過る。
ヒルトだけど――私が知るヒルトじゃない。
夢の筈なのに、妙にリアルで、まるで私だけが別の世界に行ったような――そんな考えが過ると、不意に寂しさが込み上げてきた。
それを察したのか目の前にいるヒルトはさっきとは違った優しい笑顔を向けて言葉を紡ぐ。
「不思議だ、何故か君の寂しげな表情を見ると……慰めたくなる。 ……まあ、頭を撫でるぐらいしか俺には出来ないがな、これが」
雨で濡れた私の髪を優しく撫でるヒルト――だが、次の瞬間には険しい表情へと変化する。
「……I
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