第26話「おわり」
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も凄い朗報でした。
「おい!由紀!いきなりどこへ!?」
「ゆ、由紀ちゃん、そんなに急がなくても...!」
少しして、私たちは一つの建物に入る。
今は色んな建物を生活の際の寝床にしたりしているが、そこは空いている所だ。
「ほら、皆急いで急いで!」
「せ、先輩...急ぎすぎです...!」
「一体何が...?」
皆を連れて、走る走る。
皆は何か言ってるけど、今の私には全然耳に入らなかった。
ちなみに、今連れているのは学園生活部の皆(太郎丸と命含む)と、るーちゃん。
サークルの皆はまだやる事があって連れてこれなかった。
「っ、めぐねえ!」
「あ、由紀ちゃん...って、そんなに急いで...。」
そして、ようやくめぐねえの所に辿り着く。
「め、めぐねえ...?どうしてここに...。」
「皆に会わせたい人がいるの。」
「会わせたい人...?」
そう言ってめぐねえは傍にあるドアを開ける。
そこには...。
「よっ、皆。久しぶりだな。」
「遼君!蘭ちゃん!!」
そう、ずっと帰りを待ってた二人がいた。
「遼...蘭....!?帰ってきたのか!?」
「ああ。大体の発生源は潰したからな。復興のために戻ってきた。」
胡桃ちゃんも、皆も驚いている。
「ちなみに母さんと父さんも帰ってきてるぞ。父さんはまたどこかに行くみたいだが。」
遼君がそういうが、皆驚きのあまり聞き流しているみたいだ。
「ね、遼。」
「ん?あ、そうだな。」
そこで、蘭ちゃんが遼君に何かを伝え、遼君は思い出したように私たちに向き直る。
「「...ただいま。」」
二人合わせたその言葉に、皆はハッとして顔を見合わせる。
少し笑いあって、示し合わせたかのように私たちも返事を返す。
「「「「「「「おかえり/おかえりなさい!」」」」」」」
私たちの生活は、まだまだ続く。
きっと、苦労するだろう。でも、大丈夫。
遼君や蘭ちゃん....皆がいるから。
―――私たち学園生活部は、まだまだ続くよ!
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