第26話「おわり」
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..念のため、もうちょい爆破していくか。」
「了解。」
この施設でやるべき事はもう終わらせた。
よって、もう崩れてしまっても構わない訳で遠慮なく手榴弾を仕掛けてから部屋を出る。
「さて、後は帰還するだけか。」
「他の皆にも連絡しておいた。脱出するぞ。」
そうして、俺たちは無事に脱出した。
=由紀side=
...遼君たちが旅立ってから一年半が過ぎた。
あれから、私たちは東京で過ごしている。
今までのような学校暮らしとはまた違う...避難生活みたいだけど、結構充実している。
「りーさーん、これってどこに置いておくのー?」
「えっとそれは...そこよ。」
遼君のお父さんの知り合い達が作った安全な環境の中で、私たちは暮らしている。
話で聞いただけだけど、もう日本はほとんど安全になったんだって。
「よっ...と...ふぅ...。」
「ありがとう、由紀ちゃん。」
私たちの他にも生存者はそれなりにいて、私たち学園生活部の皆や、サークルの人たちは生存者の中でも小さい子達の相手をしている。
全てにおいて人手不足だから、学生としての勉強はひとまず置いておくんだって。
るーちゃんとか小さい子の相手は楽しいから、私としては嬉しいね!
「りーさん、めぐねえはー?」
「先生なら...確か、畑の方にいたからしら?」
「そうなんだ!」
「あ、邪魔しないようにね?」
「はーい!」
ちなみに、武闘派の人たちは子供の相手じゃなく、街の復興を手伝っている。
胡桃ちゃんも偶に肉体労働の手伝いに行ってたっけ?
そしてめぐねえは食料確保のため、菜園とかの世話をしている。
それと、めぐねえは一度感染してワクチンで治った身だからか、研究員の人や自衛隊の人とか、いろんな人と繋がりを持っているみたい。さすがめぐねえ!
「みーくんと圭ちゃんは太郎丸と命の散歩だっけ?....まぁ、とにかくめぐねえの所にいこっと!」
皆が皆、それぞれでできる事をしている。
明日も生きるため。また、いつもの生活を取り戻すため。
だから、私も頑張らないと!
「あ、いたいた。おーい、めぐねえー!.....って、あれ?」
畑の方に行ってもいなかっためぐねえを見つけ、大声で呼びかけようとする。
そこで、何か人だかりができていたみたいで、私も疑問に思った。
あれは...自衛隊の人?
「どうしたの?」
「あ、由紀ちゃん。えっとね...。」
その時、めぐねえから聞かされた事は、とて
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