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ぶそうぐらし!
第26話「おわり」
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  ...というか、大声や大きな音を出しているのに、遠くにいる奴は振り向くだけかよ。
  まぁ、その方がナイフとかでも殺せて楽なんだけどさ。

「...っし、一掃完了!」

  ある程度綺麗にし、再び親父たちと共に進む。
  途中、虫みたいな化け物が天井から現れたけど、全員咄嗟に回避して撃ち殺した。
  ...常人なら吐き出される酸や爪に要注意な化け物だったな。
  尤も、俺たちにはそんなの通用しないが。

「重要そうな資料は片っ端から集めろ!また、危険なものを見つけたらその場で対処しない事!緊急時の判断は各自に任せる!」

  親父のその指示と共に、何人かで固まって調査する。
  俺も親父たちと共に行動する。







「...ホント、バイオハザードだよなぁ...。」

  しばらくして、俺たちは一つのカプセルの前にいた。
  カプセルの中には、“化け物”としか言い表せないような大男が入っている。
  近くにあった資料を見れば、所謂バイオハザードのタイラントみたいな存在らしい。

「で、こいつは電力がないと暴走する...と。」

  ...どう見ても周りの電気類止まってるんですけど...。
  緊急用電力はあったんだろうけど、もう切れてるっぽいし...。

「親父...。」

「...三人で時間稼ぎしてくれ。動きを見極めたら決めにかかる。」

「了解!」

  カプセルが歪み、中から化け物が突き破ってくる。
  瞬間、俺たちは散開し、俺と母さんと蘭で化け物を引き付ける。

「おらおら!こっちだ!」

〈グゥウウウ...!〉

  唸り声を上げながら、俺たちが放つ銃弾をその身に受ける。
  だが、やはり厳重に封印されていただけあって、あまり効いていない。

「っ!!」

「蘭!」

  化け物は手始めに蘭に襲い掛かる。
  後ろから俺が撃ちまくっているが、そのまま蘭に腕を振り下ろす。
  その手には鋭い爪...というか、一種の剣のような爪がついている。
  当たれば致命傷は避けられないが...。

「っと...!」

「おら、こっちだ!」

  蘭は爪をあっさり避ける。そこへすかさず俺が銃を撃ち込む。
  ちなみに、振り抜かれた腕は近くの机に当たっており、机は完全にぶっ壊された。
  やはり、威力()()は高いな...!

「というか、狙われないってなんか影が薄い感じがして空しいんだけど!?」

「大丈夫!どんなに影が薄くても遼は遼だから!」

「フォローになってねぇ!?」

  って、また蘭の所に...!

「させるか!!」

  駆け出しながら化け物に銃弾を叩き込み、一度ライフルを投げ
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