第26話「おわり」
[1/9]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
=遼side=
「親父が来たって事は...。」
双眼鏡で他の車も見る。そこから、続々と武装した人物が出てくる。
多分、親父の同業者だろう。
「...どう足掻いても希望...ってか?」
ちょっと使い方が違うが、親父とその仲間が来たのならそれほどになる。
「...ここにいる全員。助かるぞ!」
親父が来たのが俺も嬉しいのか、つい皆にそう言った。
...あ、校門近くにいた武闘派の一人があっさり見つかって無力化された。
「....これで全員か?」
しばらくして、武装した集団に俺たちサークル勢と、武闘派...後図書館に一人と理学棟に籠って奴らの研究をしていた人が全員集められていた。
「隼!」
「香織!やはり皆無事だったか!」
武装された集団に囲まれて皆が緊張してる中、母さんは親父に抱き着いて再会を喜んでいた。
「皆別に緊張する必要はないぞ。彼らは親父の仲間。まぁ、この状況だと錯乱する可能性もあるからこうして囲まれてるだけだ。」
「...そうは言われても武装されてると嫌でも緊張するぞ。」
隣にいた胡桃にそう言われて、それもそうかと思う。
銃なんて一発で致命傷になるからな。そりゃ、怖いだろう。
「...っと、そうだ。一応聞いていいか?」
「なんだ?」
ふと気になった事があったので親父に聞いてみる。
「親父って外国にいたよな?今までの経緯ってどんなだ?」
「ん?あぁ、まず拠点の確保。拠点をある程度広げたら船で日本に。後は同じ要領で拠点を確保して東京を奪還。で、今に至るな。」
さすが親父だな。自衛隊でもそんなのできないぞ普通。
親父は普通じゃないから仕方ないけどさ。
「よっ、久しぶりだな坊主。相変わらず隼には驚かされる。この前もビルの外壁を降りてきたし。」
「親父...。」
「いや、そっちの方が早く降りられたし。」
以前にも親切にしてくれた親父の同業者がそう言ってきて、つい親父をジト目で見る。
いくら早く済ませれてもなんで外壁を...。
「まぁ、親父が来たからには助かったも同然だが...。」
「そういうことだ。さ、他にも回らなきゃいけない所は大量にあるんだ。早く行くぞ。」
そう言って親父は俺たちを車に乗せ、親父は違う車に乗ってどこかへ行ってしまった。
俺たちは東京の方へ向かうらしい。
「とりあえず生存者の探索をしてから、ここ巡ヶ丘市を調査するらしい。以前までとは行かないが、これから比較的快適な場所に連れて行くから安心しな。」
俺たち
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ