第一部 PHANTOM BLAZE
エピローグ 〜BEYOND THE WORLD〜
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「子孫」 の血脈を……
時空を巡ってこの現代にまで受け継がれてきた……その 「精神」 を……)
DIOの呼びかけに呼応するかの如く、鼓動は一際大きく脈を打つ。
全身を駆け巡る、魔薬のような体感と共にDIOは、
己が「宿敵」の末裔である青年にその美貌を何よりも邪悪に歪めて告げる。
「空条……承太郎……!」
闇黒の光で充たされた黄金の双眸が、強烈にその存在を突き挿す。
「お前はッ! 必ずオレが殺るッッ!!」
そのDIOの心中で、黒いマグマのように噴き挙がる精神の波動。
魂の、渇仰。
「速く此処まで上がってこい!! オレは此処にいるぞッッ!!」
最愛の者に対する言葉と錯覚するかのように、
DIOは 『スタンド使い』 である青年にそう宣告する。
「もし此処まで来れたのならッ!
貴様の 「片割れ」 となった “マジシャンズ” 共々!
このオレが直々に相手をしてやる!! 全てを超越したッ!
我が最強のスタンド 『世 界』 すらもブッちぎりで超絶した真の能力ッ!」
そう狂い猛るDIOの 「背後」 から突如、
空間を爆滅するかのような途轍もない存在感を伴って這い擦り出して来る、
一つの巨大な冥き 『影』
「この 【新 世 界】 でなッッッッ!!!!」
その超極絶なる存在の冠する御名が、
『幽血の統世王』 自身の口唇から高々と宣告される。
そし、て。
邪悪な声音で猛り狂うDIOの口唇から、意図せず魔皇の微笑が零れ落ちた。
「クッ、クククククククククク、ククク、クハハハハハハハハハハハハ!!!!」
やがてソレはこの世の何よりもドス黒い、邪神の狂 嗤となって空間に響き渡る。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!
フハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!
クァァァァァァハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」
深遠の闇の中で、その牙を剥き出しにした統世王の嗤い声が鳴り響いた。
いつまでも。いつまでも。
この世界の終幕を彩る、最後の鐘の音で在るかのように。
『永 久 水 晶』
本体名−ジョナサン・ジョースター(現本体名−DIO)
破壊力−B スピード−C 射程距離−∞(この世界の全て)
持続力−A 精密動作性−C 成長性−完成
能力−ジョナサン・ジョースターの潜在の中で眠っていたスタンド能力。
DIOのスタンド『世 界』が発現したコトに影響を受け、
彼と融合したジョナサンのスタンドもまた同時に覚醒した。
能力はこの世界中のありとあらゆる場所の映像を
超高画質のマルチ
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