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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
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ねじ伏せるアイリ。確かにアイリなら今のアギトくらい単独で撃破できそうだよな。

「おっと」

――パンツァーシルト――

あたしの方にも飛んで来たアギトの魔法をシールドで防ぐ。あたしは「アギトは任せるぞ!」アイリにアギトのことを託して、あたし1人で森へと降下。

「あ、コラ、待て!」

アギトがアイリを放ってあたしに向かって来ようとしてんのが判った。召喚士の元へは行かせたくねぇってか。戦闘能力はさほど高くねぇのか、それとも別の理由か。

「待ては、こっちのセリフなんだけどね!」

「邪魔すんなよ!」

――フランメ・ドルヒ――

――フラッターハフト・シュパッツ――

上から下からと射撃魔法が襲いかかって来る。アギトの魔法は避けんのも防御すんのも楽なんだが、「召喚士の魔法うぜぇッ!」いっつも着弾ギリギリで直角に曲がって来るから、どれもこれも掠っていきやがる。特にムカつくのは・・・

(コイツ、直撃させる気が全くねぇ・・・!)

どれもこれも掠ってくだけで直撃するような軌道じゃねぇってことだ。まるで遊ばれてるような感じがして不愉快だ。アイリは全身から冷気を放って凍結粉砕してるから楽だろうけどよ。こちとらそんな魔法持ってねぇんだよ。

――フラッターハフト・シュパッツ&モルゲンロートゲホイル――

「ええい、うっとおしい!」

ようやく軌道変化に慣れてきた召喚士からの攻撃を“アイゼン”をぶっ叩いたんだが、その内の1発を打った瞬間、「こいつは・・・!」ソイツがとんでもねぇ爆音と、目も開けてられねぇ閃光が爆ぜた。

(あたしのアイゼンゲホイルやシャマルのクラールゲホイル・・・、アギトのスターレンゲホイルと同タイプの魔法だ。つまるところ召喚士はベルカ式の使い手・・・!)

迎撃を警戒してたんだが、結局は音と光が治まるまで何もされなかった。ただ、アギトがあたしの下に移動していることだけが違う点だ。

『ヴィータ。気付いてる?』

『ああ。コイツら、あたし達を撃墜しようとしてねぇ。まるで・・・――』

『『足止めの時間稼ぎ・・・!』』

アイリと意見が一致した。何せ棒立ちの今のあたし達にすら攻撃を仕掛けて来ようとしねぇ。となれば、もうそれしか考えられない。

『行って、ヴィータ!』

『すまねぇ、ここは任せた!』

あたし達を足止めするってことは、他にも仲間が居る可能性が出てくる。最悪な展開は、“エグリゴリ”のレーゼフェアかフィヨルツェンが来てることだ。そのどちらかに付いて回ってたって言うアギトが居るんだ。可能性は決して0じゃあない。

――ヴァクストゥームフォルム――

30cmくらいから150cmくらいまでデカくなったアイリは「シャルギエル!」ルシルとおんなじ魔法を
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