暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic7-Bホテル・アグスタ〜Team Scitalis〜
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れでもメガーヌは、自分が出撃する意見を曲げなかった。
「ママ!」
「大丈夫よ、ルーテシア。無茶はしないから」
「うぅ〜〜・・・うん。気を付けてね、ママ、アギト」
こうしてメガーヌとアギトが、ヴィータとアイリの足止めに向かうことになった。
†††Sideヴィータ†††
ホテル・アグスタで開催されてるオークションに出品されるロストロギアを“レリック”と誤認しやがったガジェットが案の定わんさかと出てきやがった。しかもキャロとは別の召喚士が居やがるし、ガジェットの戦闘能力を強化しやがるし。一体どんな奴なのかそのツラを見せてもらいたいもんだ。ま、とにかく今は、フォワードのところへ向かうかもしんねぇソイツを確保しねぇとな。
『そう言えばガジェットは来てるのに、戦闘機とかは出てこないね』
『んぁ? あぁ、そうだな。でもアレが出て来んのはレリックだって確定したところだけじゃね? はやて達も言ってたが量産が利くようなもんじゃねぇだろ。あんなん量産されたら堪ったもんじゃねぇよ』
あたしとユニゾンしてるアイリの疑問にそう答える。すずかの話じゃシスターズと同じサイボーグが居るらしいし、ルシルはプライソン製の装甲列車と遭遇したとも言ってた。プライソンは戦争でもおっぱじめる気かって気分だよまったく。
「『っ!?』」
ホテルまでもうちょいってとこで、何かを感じた。具体的なことは言えねぇけど、何かが居る、来る、今。アイリも『この感じ・・・!』何かを察したようだが、あたしより何かの正体に確信を持ってるみてぇだ。
――フランメ・ドルヒ――
その直後、短剣型の火炎弾が20発と森の中から飛んで来た。見憶えのあるその魔法にあたしとアイリはすぐに「『アギト・・・!』」だって確信した。似たような魔法を使う奴も世の中にはいるだろうが、さっきの感じからしてぜってぇ知ってる奴、アギトのもんだって判る。
「なんで、あたしの名前を知ってんだ?」
そう言って姿の見せたのはやっぱりアギトだった。ま、格好はベルカん時と違ってえらくパンクなもんになっちまってるけど。しっかし、本当に記憶が無いみてぇだな、ちくしょう。
「あたしはヴィータ! んで、こっちが・・・!」
――ユニゾン・アウト――
「アイリ・セインテスト!」
ユニゾンを解除して、本来の小っちぇ姿になってるアイリをアギトと直接逢わせる。アギトは「お前らの名前なんて訊いてねぇ!」苛立ちを見せてきやがった。なんかこう、結構ショックだな。家族からそんな態度とられると。
「アギトお姉ちゃん。アイリだよ? マイスター・・・、オーディンに拾われて、新しい名前を貰って、家族になって、一緒に過ごしたよね」
「はあ? あたしに妹なんか居ないし、名前だってオーデ
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