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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第534話】
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「おっ! ひひっ、女が居たぜ!」
「……!?」
下品な声と共に現れた複数の男たち、容姿は優れてる訳でもないが、下品な笑い方が全てを物語っていた。
「へへっ、中々綺麗な身形じゃねえか。 最近じゃ薄汚れた女としか犯れなかったからな、ひひひっ」
「おっ、よく見たら昔あったっていうIS学園の制服じゃねえ?」
「おぉ! 既に学園自体解体されて手に入らない激レアじゃん! 真っ白なその制服、今から俺達に汚される運命だなんてな、あひゃひゃひゃひゃっ」
学園が解体?
男たちが舌舐めずりし、舐める様に視線を私に向けてくる中、その情報が脳内を駆け巡るも答えは出なかった。
咄嗟に逃げようとするや、男たちの身体が光り始め、その身には私達が操っているISを纏っていて、より一層混乱させられる。
「逃がさねえぜ、お嬢ちゃん!」
「ひひっ、今じゃ純正のコアよりも、模造コアの方が多いからな、女尊男卑の世界とはうって変わって、女なんかただの肉奴隷もいい所だぜ」
「っても、最近じゃ各国模造コア製造所が『テロリストのヒルト』が破壊して回ってるからな、俺達傭兵に回ってくるのも粗雑コアばかりになってきてるが、それでも充分だぜ」
ヒルトがテロリスト?
ここは夢の世界の筈――意識を電脳ダイブさせてるのだから、本体はレム睡眠に入って私の夢じゃなきゃいけないのに……それとも、これが今私が見てる夢という事?
状況把握が出来ない中、男の一人が私の胸を触ろうと手を伸ばしてきた、それを払いのけ、後ろにバックステップするもすぐ後ろは壁で追い込まれてしまった。
「つれないな、お嬢ちゃん」
「っても、俺達三人と仲良くしてもらわないと、殺しちゃうよ?」
「まあ殺した後に犯しても悪くねえべ? 死姦ってやつ? あひゃひゃひゃ」
男たちの言葉に、言い様のしれない怒りが込み上げてくる――下品な笑い声が響き渡り、その手が私に触れる瞬間、天照を身に纏い、再度払い除けると共に粒子展開した銃を構える。
「触らないで! 貴方たちみたいな下品な人、嫌いだ!」
「チィッ! まさか【純正コア】のISか……!」
「ヘッ! 例え純正品だとしても、此方は三機……それに、純正コアは高く売れるしな、あひゃひゃひゃひゃっ」
其処から直ぐに私は戦闘に入った――三対一で不利な状況の中、思ったほど男たちは強くなく、あっという間にIS解除まで追い込み、そのまま三人を気絶させた。
「……夢の中だからかな、思ったほどじゃなかったけど……。 ……とにかく離れなきゃ、また目が覚めても困るし」
そう呟くと共に私は天照を解除し、建物を後にして荒れた道路を駆け抜けていった。
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