第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#END
戦慄の暗殺者FINAL 〜LAST IMPRESSION〜
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らの分だ……
その次も……その次の次も……その次の次の次……も……」
「!!」
スタンドと共にゆっくりと歩み寄りながら言葉を紡ぎ続ける承太郎の、
その言葉の 「意味」 をフリアグネが認識する間もなく
その全身から白金の燐光を稲妻のように迸らせるスタンド、
スタープラチナの戦慄の轟拳の狂嵐が
フリアグネの全身に向けて爆裂一斉総射された。
「ソイツらの「分」だァァァァァァァァァァ―――――――――ッッッッ!!!!
コレもコレもコレもコレもコレもコレもコレもコレもコレもコレもコレも!!!!
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァ―――――!!!!」
グァッッッッッッギャアアアアアアアアアアアアア
アアァァァァァァ――――――――!!!!!!!!!
「――――――――――――――――ッッッッッッッッ!!!!????」
己の躰の至る処から発せられる、
存在そのものを圧削して撃砕するかのような壊滅音。
その腕は、たったの二つの筈なのに。
その拳は、たったの二つの筈なのに。
己の視界全域に夥しい拳の弾幕が遍く流星群の如く次々と瞬現し、
一斉に自分の存在目掛けて襲いかかってくる。
そしてその輝く流星の群が、躰の至る処に次々と着弾し、
拳型の刻印を全身に穿つ。
「―――――――――――――――――――――――――ッッッッッ!!!!!」
その余りに凄まじい弾幕の破壊力とスピードの為に、
倒れる事は疎か声すらあげるコトも出来ない。
躰は宙を浮き、落下重力によって地に伏する事も赦されない。
微塵の容赦も躊躇もない、正義の鉄槌。
星の白金、空条 承太郎の断罪殲滅撃。
(――――ッッ!!)
その苛烈なる大破壊劇を、少女は、シャナは、
笑みを浮かべたままの表情で、輝く真紅の瞳で見つめていた。
湧きあがる無数の感情を、微塵も抑えるコトもなく。
両手をズボンのポケットに突っ込んだまま、
学生服の裾を翻して 『幽波紋』 を繰り出し続ける
青年の凄烈なる姿を。
「……」
傍に、立つ者。
そして、苦難に、立ち向かう者。
私にとっての 『守護者』 は、
きっとこの人。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァァ――――――――――!!!!!」
空間に響き続ける、スタンドの咆吼。
肉の拉ぐ音。
骨の軋む音。
そして、血の代わりに空間へ捲き散る、白い炎。
瓦礫の上にしゃがみ込んだままでその光景をみつめながら、
少女は、心の底から嬉しかった。
だがしかし、それでも、心の中に湧いた一抹の不平を漏らす。
(…………なによ……他の人間の……コト……ばっかり……
“私の為には
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