第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#END
戦慄の暗殺者FINAL 〜LAST IMPRESSION〜
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》 な微笑を浮かべて返す。
「そういわれると、寧ろ 『逆』 に考えろっつーのが
ジョースター家に伝わる 「家訓」 なんだがな?
“その場合”、果たしてどーなるのかな?」
「なッ!? き、貴様ッッ!!」
珍しく感情を露わにしてそう喚くアラストールに、
「冗談だぜ? アラストール。
アンタでも取り乱す事在るんだな? 意外だぜ」
承太郎は軽く言って微笑ってみせる。
「むう……意外に根に持つ男よ……」
アラストールは先刻以上にムッとした声でそう呟き、不承不承押し黙る。
「……」
その二人の耳元に、やがて、スタープラチナの両腕に抱かれた
少女の口唇から、静かな寝息が聞こえてきた。
傷だらけの、服も躰も焼塵に塗れた姿でも。
まるで、嬰児のような表情で眠る少女。
空条 承太郎は、スタンドの腕の中で眠るその少女に、
己が使命を立派に果たした一人のフレイムヘイズに、
静かに語りかける。
(眠れ……今はただ……何も考えず……
目が覚めれば……また……戦いの日々が……おまえを待っている……
だから……今は……今だけは……何も考えず静かに眠れ……
このオレが……スタープラチナが……
“傍に立っててやるから……”)
「……」
安らかな表情。
安心しきった寝顔。
今までフレイムヘイズとして少女は、
己の身は己で護らなければならなかった。
故に少女は、こんなにも大きな安息に包まれて眠った事はない。
たった一つの存在が。
たった一人の人間が。
これほどまでに少女の存在を変えてしまうモノか。
胸元のアラストールは、感慨いった表情で眠る少女を見る。
その、 『幽波紋』 『星 の 白 金』 の両腕に抱かれながら。
遍 く星々の存在に包まれながら。
少女は、シャナは、ただただ安らかな表情で眠っていた。
まるで、目醒めることで何かを成す、
『運命の眠り姫』 で在るかのように。
紅世の王 “狩人” フリアグネ
その従者 “燐子” マリアンヌ
……共に 【消滅】
←To Be Continued……
後書き
はいどうもこんにちは。
第一部最終回の話なので今回は少し長くなるかもしれません。
予め御了承のほどを。
さて、ラストが「原作」と「全然違う」のには理由があります。
「原作」は、ストーリー作品として
『絶対にやってはいけない』箇所があるからです。
アレだけ散々「トリガー・ハッピーが命中したらフレイムヘイズは死ぬ」
と言っておきながら、いざ命中したら死ぬどころか「無傷で大逆転」
コレは自分で造った「設
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