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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#END
戦慄の暗殺者FINAL 〜LAST IMPRESSION〜
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ていた。
 体温ではない、精神の、存在の温もり。
(あたた……かい……)
 気づけばいつも傍にいて、
崩れ去りそうな自分の存在を支えてくれている。
(あたたかいわ……おまえ……
まるで……太陽に……抱かれてるみたい……)
“本当” は。
 逢うのが、ずっとずっと、待ち遠しかった。
 此処に来るのが、本当に本当に楽しみだった。
 ジョセフから、自分とそんなに歳の違わない 「孫」 が、
一人いると聞かされた時から。
 その時はもう、ジョセフもスージーもエリザベスの事も、
好きだったから。
 人間ではない、バケモノじみた能力(チカラ)を持つ、
怖れられて、疎まれて当然の “フレイムヘイズ” で在る自分にも、
何の分け隔てもなく温かく優しい、『ジョースター』 の血統の人達が
本当に本当に、大好きだったから。
 だから、古いアルバムのページ。
 幼い頃の “アイツ” の姿を、
ジョセフに見つからないように、アラストールにも内緒で
こっそりと何度も何度も眺めていた。
 でも、実際に逢った “アイツ” は。
 自分が想っていたよりも、ずっとずっとヤな奴で……
 良い奴で。
 想っていたよりもずっと想い通りにはならなくて……
 でも、一緒にいると楽しくて。
 想像していたよりもずっとブッきらぼうで……
 でも、他の誰よりも優しくて。
 写真の中とは似ても似つかない 「不良」 だったけれど……
 でも、正義と覚悟と決意の精神(こころ)に充ち溢れた、
本当に強くて誇り高い人だった。
(!!)
 そのとき、突如、鮮明に甦る、一つの言葉。
 己が躯を醜い「白骸(ムクロ)」に換えてまで。
 そして。
 そのたった一つの大切な生命を 「犠牲」 にしてまで。
 自分をフレイムヘイズへと導いてくれた者の言葉。
『いいか……?』
 ソレが、彼の最後の、手の感触と共に甦ってくる。



『……いいか……? 覚えておけ……
今此処に在るものは……“紅世の王” さえ一撃で虜にする力を生む……
この世界で最大最強の自在法だ……
いつか……自分で……見つけろ……
そして……ソレだけは……絶対に……
何が在っても……手放すな……
“オレみたいには”……なる……なよ……』



 最後に、そう言い遺して、彼は消えた。
 崩壊する 「天道宮」 の中、無音のまま儚く空間に舞い散る
虹色の火の粉と共に。
 そのとき、自分は、果たして彼に、何と言ったのだろうか?
“ありがとう”
 それとも。
“おやすみ”
 認識するには、目の前の事実は余りにも唐突過ぎて。
 そして、 『運命』 は余りにも残酷過ぎて。
 ただ、泣いていただけだったのかもしれない。
 でも、 「その言葉」 だけは覚えて
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