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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十二話 ファーストアラート 2
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たのはスバルだけだった。
「曹長、カワイイ?」
「大丈夫なのか?本当に?」
アスカside
オレ達は今、ハラオウン隊長と合流した高町隊長の戦闘をモニター越しに見ていた。
すげぇ……空戦型ガジェットを次々と落としていく。マジで強いわ。
「あんなガジェット、物の数に入んねえな、ありゃ」
油断はしてないだろうけど、余裕を感じる空戦だね。
あんな人に教導つけてもらってるんだから、ありがたい事で。
「さて、新人ども。隊長さん達が空を抑えてくれるおかげで、安全無事に降下ポイントにと到着だ。準備はいいか!」
気合いを入れるように、ヴァイス陸曹が声を上げる。
「「「「はい!」」」」
スバル達の返事に迷いはない。
うん、大丈夫だ。
出撃できないのは悔しいが、今はコイツらを送り出す事に専念しないと。
「行ってこい!」
陸曹がピタリとヘリを安定させる。
この人、何気にすげえな。安定というか、ヘリが空中に固定されたみたいだ。
「スターズ3、スバル・ナカジマ!」
「スターズ4、ティアナ・ランスター!」
「「行きます!」」
高町隊長がやったように、スバルとティアナも空中でセットアップを完了させる。
それを確認した陸曹が、今度はエリオとキャロに声を掛けた。
「次、ライトニング!チビ共、気ぃつけてな!」
「「はい!」」
陸曹の声を受けて、エリオとキャロがハッチに向かう。
その背中を見送る事しかできない…
二人が飛び出したら、もうオレにできる事は無くなっちまう。
「ちょっと待って、エリオ、キャロ」
気づけば、オレは二人を呼び止めていた。
「はい?」「何ですか、アスカさん…あ」
振り返ったエリオとキャロを、オレは抱きしめていた。
「すまない、一緒に行けなくて」
本当なら、オレは最前線に立って二人の壁にならなきゃいけないのに。
そういう気持ちがオレの中で膨らんでいく。
でも、エリオとキャロを不安がらせてはダメだ。ちゃんと見送ろう。
「お前達は二人で一人だ。力を合わせて、乗り切ってくれ。オレはここで待っている」
二人の手を繋がせる。
くそ、言いたい事の半分も言えてねえ。
でも、エリオとキャロは分かってくれたのか、力強く答えてくれた。
「必ず帰ってきます!」
「わ、私も、絶対に!」
本当、十歳なのに強いな。そんな風に答えられたら、もう離れるしかないじゃないか。
「うん、行ってこい!」
「はい!ライトニング3、エリオ・モンディアル!」
「ライトニング4、キャロ・ル・ルシエとフリードリヒ!」
オレが見守る中、エリオと
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