暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十二話 ファーストアラート 2
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
たのはスバルだけだった。

「曹長、カワイイ?」

「大丈夫なのか?本当に?」





アスカside

オレ達は今、ハラオウン隊長と合流した高町隊長の戦闘をモニター越しに見ていた。

すげぇ……空戦型ガジェットを次々と落としていく。マジで強いわ。

「あんなガジェット、物の数に入んねえな、ありゃ」

油断はしてないだろうけど、余裕を感じる空戦だね。

あんな人に教導つけてもらってるんだから、ありがたい事で。

「さて、新人ども。隊長さん達が空を抑えてくれるおかげで、安全無事に降下ポイントにと到着だ。準備はいいか!」

気合いを入れるように、ヴァイス陸曹が声を上げる。

「「「「はい!」」」」

スバル達の返事に迷いはない。

うん、大丈夫だ。

出撃できないのは悔しいが、今はコイツらを送り出す事に専念しないと。

「行ってこい!」

陸曹がピタリとヘリを安定させる。

この人、何気にすげえな。安定というか、ヘリが空中に固定されたみたいだ。

「スターズ3、スバル・ナカジマ!」

「スターズ4、ティアナ・ランスター!」

「「行きます!」」

高町隊長がやったように、スバルとティアナも空中でセットアップを完了させる。

それを確認した陸曹が、今度はエリオとキャロに声を掛けた。

「次、ライトニング!チビ共、気ぃつけてな!」

「「はい!」」

陸曹の声を受けて、エリオとキャロがハッチに向かう。

その背中を見送る事しかできない…

二人が飛び出したら、もうオレにできる事は無くなっちまう。

「ちょっと待って、エリオ、キャロ」

気づけば、オレは二人を呼び止めていた。

「はい?」「何ですか、アスカさん…あ」

振り返ったエリオとキャロを、オレは抱きしめていた。

「すまない、一緒に行けなくて」

本当なら、オレは最前線に立って二人の壁にならなきゃいけないのに。

そういう気持ちがオレの中で膨らんでいく。

でも、エリオとキャロを不安がらせてはダメだ。ちゃんと見送ろう。

「お前達は二人で一人だ。力を合わせて、乗り切ってくれ。オレはここで待っている」

二人の手を繋がせる。

くそ、言いたい事の半分も言えてねえ。

でも、エリオとキャロは分かってくれたのか、力強く答えてくれた。

「必ず帰ってきます!」

「わ、私も、絶対に!」

本当、十歳なのに強いな。そんな風に答えられたら、もう離れるしかないじゃないか。

「うん、行ってこい!」

「はい!ライトニング3、エリオ・モンディアル!」

「ライトニング4、キャロ・ル・ルシエとフリードリヒ!」

オレが見守る中、エリオと
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ