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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第6章
体育館裏のホーリー
第112話 大決戦です!
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でね』

 なっ! そんな方法で俺の洋服破壊(ドレス・ブレイク)が破られたって言うのか!?
 俺の必殺技にそんな弱点が!?

「イッセー兄ッ!」

 千秋が俺を囲む『兵士(ポーン)』達を風で牽制しながら俺の傍まで来ると、俺に抱き付いて、俺ごと風で飛んで、『兵士(ポーン)』達から距離を取る。

「イッセー兄、大丈夫!」
「ああ、なんとか。ありがとう、千秋。それにしても……」

 俺達は『兵士(ポーン)』達の方を見る。
 洋服破壊(ドレス・ブレイク)が破られたのも驚きだけど、こいつらの動きが非常に息の合ったものであった事にも驚きだ。
 ゲームの記録映像でも完全な連携力を発揮していた。

「……ま、まるで心の声か何かで通じ合ってるみたいです!」

 ギャスパーが言った事は一理あるかもな。会話も身振りもせずにこれだけの連携力を発揮するとなると、その可能性が高そうだ。
 ……心の声か。よし! 今こそあれを試す時だ!
 俺は『赤龍帝の篭手(ブーステッド・ギア)』の力をパワーにではなく、頭に注ぐ! 魔力を! 俺の欲望を!

「煩悩開放! イメージマックス! 広がれッ! 俺の快適夢空間ッ!」

 俺を中心に謎の空間が広がっていく!

「こ、これは!?」
「なんなの!?」

 広がった空間に『兵士(ポーン)』達は警戒心をあらわにする。
 俺はそんな『兵士(ポーン)』達のおっぱいへと語り掛ける。
 そこのおっぱいさん達、右から順にこれから何をするのか教えておくれ?

『まず、邪魔な吸血鬼(ヴァンパイア)の眼を封じるの♪』
『三人掛りで一気に畳んじゃえ!』
吸血鬼(ヴァンパイア)を倒す倒す!』

 成功だ!

「あの子とあの子とあの子はギャスパーを狙っている!ギャスパー、停止させろ!」
「は、はいぃぃぃ!」

 俺が指さした子達がギャスパーによって停止させられる!

『あの子達、停止させられちゃった!』
『まさか、私達の心を読んだ!?』
『じゃあ、私達が猫又を狙ってるのがバレちゃうかも!?』

 さらに他のおっぱいからも声が聴こえる!

「ギャスパー、そっちの三人は小猫ちゃんを狙ってるぞ!」
「は、はいぃぃぃ!」

 小猫ちゃんを狙おうとしていた子達もギャスパーによって停止させられる。

「貴様!やはり、私達の心を!?」
「読み取れるのか!?」

 残った『兵士(ポーン)』二人が驚愕の表情をしながら俺に訊いてくる。

「違う。俺は尋ねただけだ。君達の胸の内を…否、おっぱいの声を!」

 冥界での修業中、俺は強くなる為にあらゆる欲望を断ち切った。だが、それは逆に女の子と話したい、会いたいと言うところから始まり、圧倒的なまでのおっぱいへの
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