花咲く都・クロッカス
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うだし、霊力や妖力はそういうのに向かないんだよな………ああ、そういえば音魔法があったな。よし、エコーロケーション」
音魔法を使う。エコーロケーションは音の反響具合で周りの物を確認する技。魔力を纏わせてあるので土の中だろうと関係ない。城の構造もまるわかりである。実際目の見えない人などは舌打ちや靴底で地面を叩いたりして音を鳴らし、周りを確認する。
ショウブ「この城広いなおい、地下もあるってどんだけだよ。それにしても街自体も広いな。強い魔導士もかなりいる。普段がどうかは知らんが、今年は結構盛り上がりそうだ」
ショウブはエコーロケーションの範囲をさらに広める
ショウブ「ん、これは……扉?あいつの魔力が感じられるが、これはあいつが作ったのか?この扉の奥にはなにもないのに。空間魔法の一種か、時魔法の応用か。それにしてもなにか大きなものが出入りするような。今の時代、大きな飛行船があるわけでもないし。地下からどうやって出すって話だ。となると生物か?だがそんな大きな生物なんて………ああ、いたな。そうか、「あの生物」がいる。強大な力と巨大な体を持つ、今はないものとされているあの生物。だがあんなもの呼びだしたら国が滅ぶぞ。扉自体の魔力から考えるにあきらか一匹以上は出る。国はなにを考えてるんだ。考えても仕方がない。あの扉について調べなければ。黙示録や聖書になら少しは載っているはず。最悪俺達四人で管理しているあれ関連の本の魔術を使ってでも」
ショウブはスキマを開き中に入る
ショウブ「おい、ロギア。今すぐ隙間からでてナツ達と合流しろ」
ロギア「断る。まだこのまんがとやらを読んでいたい」
ショウブ「この際後で返すならいい。ナツ達の所にはスキマを開いてやるから、出ていけ」
ロギア「なにをそうあせっている」
ショウブ「あせっていない。ただあれ関連の本を読むことになるかもしれんからな。お前を廃人にするはけにはいかん」
ロギア「俺が廃人になるって、どんな本だよ。それから俺の場合廃人じゃなくて廃竜じゃねえか」
ショウブ「そうか、じゃさっさと漫画もっていきな」
ロギア「なっとくいかんが、廃竜はいやだからいかせてもらおう」
ロギアは大量の漫画を持って、スキマから出ていく
ショウブ「よし、まずは黙示録か。どこにおいてあったか」
ショウブは図書室の扉を開け、本を探し始めた
・・・・・・・・・・
けっきょくあれ関連の本を探しても殆ど見つからなかった
ショウブ「結局わかったのは、扉の名前はエクリプスで時を渡る力を持つ扉、ってだけか。これだとあれ関連を引っ張り出した意味がない。また宇宙的狂気にのめりこんだだけだ。はぁ、ナツ達の所に行くか。それからいつ戻ったか知らんが、さっさと行くぞロギア」
ロギア「む、やはりわかっていたか」
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