第2話『自己紹介から』
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「あ、の…何か、用…ですか?」「はっ…あ!すいません!あの俺、今日からこの部屋になった如月空汰です!よろしくお願いします!」俺が元気よく挨拶すると先輩はﾋﾞｸｯと怯えながら挨拶を返してくれた。「わっ!?…よ、よろしくね…?と、りあえず…入って」人と話すのに慣れてないのかぎこちなくしゃべる先輩に少し可愛いと思ってしまった。「おじゃまします…あ、結構広い…」「うん、まぁまぁ広いよ、お茶注ぐね」そういうと先輩は台所に行きお茶を注いできてくれた。「じゃあ…まずは自己紹介しよう、か?」「あ、御願いしますっ!」「うん、えと…名前は、柊 音葉。音葉でいいよ、あとは…趣味とかはゲームかネット。」先輩は淡々と自己紹介を進めた。もう少し知りたいが仕方ないか…「あ、じゃあ俺ですね!えーと、名前は如月 空汰です。趣味は…特に無いです」「ん、これからよろしくね。」「はい、よろしくです」
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自己紹介が終わった後は校内を案内してもらい、寮に帰った。「ふー、疲れた!…ん？先輩、このボンボンチョコレートどうしたんですか?」机の上にボンボンチョコが置いてあった。「チョコレート?そんなの買った覚えない…けど、食べちゃえ」先輩はそういってチョコを口に運んだ。その瞬間俺は見てしまった。『このチョコレートはアルコールが入っています。』の文字が…!
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