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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第237話 ボスを倒したいT
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を借りたい理由――、それを考えれば、ある解にたどり着く。
「そっかー。うーん……、ボス、かぁ」
ちょっと放心しかかっているが、それでも 何とか考えるのはアスナ、である。
レイナ自身も、アスナの様に動揺をしてしまっているから、思わず言葉に詰まってしまっていた。リュウキだけが、腕を組んで、考えている様で、目を閉じていた。
その間に、レイナは 周囲のメンバー達を改めて見回した。
緊張している様子なのと、何処か目の奥をキラキラと輝かせているのが判る。今か今か、と返事を待っている様だ。
色んな事で、度肝を抜かれた気分だが、つまるところ、ランとユウキのギルド スリーピングナイツのメンバー達は、フロアボス打倒を専門にしている所謂《攻略ギルド》の仲間入りをしたい、目指している、と言う事だろう。
「う、う〜ん……」
ここで、漸くレイナも始動。
今までの攻略情報、アルゴからも時折仕入れた情報を照らし合わせて、頭の中で形を作っていく。現状の攻略組は、ALO古参プレイヤーが8割、そして 宣言をしている訳ではないが、旧SAOのプレイヤーが2割と言った状態だ。
色々と蟠りの当初はあった。
ここALOは アミュスフィア最古のタイトル。だが、SAOは、VRMMOにおいての最古のタイトル、それであるがゆえに、何処か『妖精』である事が頭の中に存在していたプレイヤー、そして 生粋の『剣士』であるプレイヤー。
其々に、強固な自負心と言うものを強く抱え込んでいるのだ。
それは、アスナやレイナ、リュウキ……そして、この場にはいない 元SAOメンバー達も同様だった。
そんな所に、いきなり他のタイトルからのコンバートであろう集団が、『仲間にして!』と押しかけても厳しいだろう。……が、それは 全く知らなかったら、の話だ。
《絶剣》の名前も《剣聖》の名前も十分過ぎる程に轟いている。剣聖のランが、負けはしたものの、決して褪せる事のない程の衝撃を残している。その上 決して劣らないメンバーが揃っているのであれば、それを示す事が出来れば、十分過ぎる程に可能性はある。
「確か……、アルゴさんの情報によれば、もうこの層の迷宮区は、ボス部屋近くにまで、マッピングは出来ているから、いきなり このボス戦に参加させて〜って言っても、難しいかもだけど……、うんっ! 次の層からだったら、きっと出来ると思うよ! ユウキさんや、ランさん、皆さんの実力だったら、きっと」
「……うん、確かに。前の層のボスが……その、あまりにも強くて 色々とバランスを崩してたそうで、前回のアップデートで 一レイドの上限人数も、パーティ上限人数も、ボス戦に限って 多くなったからね。可能性は凄く高いと思うよ。……でも、絶対に7人が……とはちょっと言えないけど」
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