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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第237話 ボスを倒したいT
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ルド、スリーピングナイツに対する印象もそうだ。
「(絶剣と剣聖、ユウキさんとランさん、彼女達にも、決して負けずと劣らないよね……皆。リュウキ君が、剣聖――ランさんには勝ったけど、言う様に 差はほとんどない、って言ってたし。私も……贔屓目で見ても、同じ印象だった。……そんな
力量の持ち主
(
レベル
)
のプレイヤーが……。こんな凄腕
集団
(
ギルド
)
)が存在するなんて)」
これ程の力量のギルドが、何処かの種族のチームに所属をしたら――パワーバランスが乱れる可能性だって大いにあるだろう。
アスナも強くそれを感じていた。示し合わせていた訳ではなく、レイナと殆ど同時に考えていた事がある。
「(―――この世界、《ALO》に移住してきた意図は、なんだろう)」
目的があるからこそ、だろう。全ては通じている。ユウキやランが自分達と戦った事もそうだし、ここに連れてきた事。……見つかった、と言う言葉もそう。
色々と交錯していた時だ。
改めて、ランとユウキが3人の前に立って、ぺこり と頭を下げていた。
「ごめんなさい。アスナさん、レイナさん。……リュウキさん」
「うん。ほんとごめんね。皆。理由も言わずに、突然連れてきちゃって」
楽しそうだったのが一変し、申し訳なさが顔からはっきりと出ている2人を見て、アスナとレイナも逆に恐縮してしまっていた。
「や、いやー。大丈夫だよー。ね? お姉ちゃん」
「うん。私達の意志で、付いてきたんだからね。……理由が今はすっごく気になってるだけだよ」
「あはは……そう、ですよね。判りました」
2人の言葉に感謝をしつつ、ランは 笑顔を作った後に、リュウキの方を見た。
「ん―――」
――以下同文である。
と言わんばかりに、リュウキは目を瞑って、頷いていた。
それを見て、ランはまた、ニコリと笑った。ユウキも同じだ。
「ようやくボク達と同じくらい強い人を見つけて――、それに、姉ちゃんをやっつけちゃうような強い人に敢えて、本当にうれしくてつい………」
ユウキがそういったと同時、だった。
『えええええっっっ!!!』
場が一斉に湧いた。
先ほどのずっこけリアクション……ではなく、驚きに満ちた表情に加えて――やや、オーバーリアクションだった。ジュンに至っては、『どっひゃあー!』と言わんばかりに両手を上にあげて、その勢いのせいもあって、右手に持っていたフォークに突き刺さっていた肉が すっぽ抜けて宙に飛び上がり………、タルケンの頭に見事に着地。
それなりに温かい料理だったのだろう……、タルケンの頭の上でもまだ湯気が可視化されており――凡そ2~3秒ゆっくり固まった後に『あ、あっつーーっっ』と慌てて、頭から払っていた。
それでも
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