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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第237話 ボスを倒したいT
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」
フレンドリーに話す彼女――ノリ。
単純に直ぐに打ち解けた話をするだろう、と思える。その辺りもリズに通じる所があるだろう。
そして、最後の1人。
それはアスナやリュウキと同じ
水妖精族
(
ウンディーネ
)
の女性プレイヤーだ。(因みに未だにリュウキの種族が
水妖精族
(
ウンディーネ
)
だとは あまり周知されていない、と言うより 思われてないのは別の話)。
比較するとすれば、アスナのアクアブルーの髪が一番近い。だが、それよりも白に近い出で立ちで、穏やかな表情とすっと長く通った鼻梁、戦士系とは違い、法衣を纏っている為、その身体の大きさがよく判る。驚くほど華奢だと言える事がだ。一番小柄なのはジュンだが、それよりも遥かに。――本来の
治療師
(
ヒーラー
)
としての印象がぴったりだと言える姿だ。
女性は、にこやかに一礼をすると、自己紹介をする。
「初めまして。私はシウネーです。皆さん。来て下さってありがとう」
それは、恐縮してしまいそうな程に、丁寧な挨拶。アスナもレイナももう一度頭を下げて自己紹介をし直そうか? と思った矢先の事だ。
「んでもって――」
ぴょんっ! とジャンプをして 5人の前に飛び込んだのは、最早自己紹介の必要が無いんじゃ? と思える
闇妖精族
(
インプ
)
の小柄な少女。……いな、美少女と言えるユウキである。
両手を広げて、紹介をしようとしたその時だ。
「ボクの名が「ちょっとストップ」ゆっぅ!!」
優美な動き、流動性に富み、淀みなく無駄の無い動きでいつの間にか、ジャンプで着地していたユウキの前に立っていたのはラン。
「ね、姉ちゃん!? 次ボクの番だよー」
「はぁ、ユウ。ちょっと落ち着きなさい。……今のあなた、何にも説明せずに、突っ切ろうとしてるわよ? と言うか、何度もそういうのあったでしょ。そーんな 顔してる時、大体そうじゃん?」
ランの説明を訊いて、5人が一斉に、『あーー………』と小さく唸った。
どうやら 身に覚えがありすぎる。そんな印象だった。
「ふぇっ! そんな事ないよー」
「じゃあ、終わったら次の言葉は、『皆、がんばろー!』じゃないの?」
「え……? あ、当たり! さーすが姉ちゃんっ!」
わー、と両手を上げるユウキ。
ここまで言い当てた事は、随分と久しぶりの様な気がするが、ユウキの状態を見れば、大体判る為、久しぶりでも的中率は非常に高かったりする。周りが見えてない状態、と言えば正しいだろうか?
だがその気持ちは、ランにも判る。―――色んな意味で、来てくれた事が嬉しいのだから。
「説明、全然出来てないのに 何を頑張ろうっていうのかな? ユウ。ここの皆さんが困惑しちゃうのが直ぐ判るよ」
「……ぁ」
ここまで来て、ユ
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