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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第四十四話 仕掛けるよりも収集作業の方が大変なのです。
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アナははたと気が付いた。何のことはない、旗艦司令部には親友がいるではないか。
「あぁ、そういうことなのね」
「どうかしたか?」
「ううん何でもないわ♪」
だが、そう言っていても相好を崩しているティアナにロイエンタールは不審顔をしたが、何も言わずに指揮に専念することにした。
グリンメルスハウゼン艦隊参戦!第十艦隊の旗艦撃沈!!
これは皮肉にもエル・ファシル星域での会戦でシドニー・シトレがやってのけたことと同じ結果を産んだ。旗艦を失った第十艦隊はその戦力を半減し、後退してしまったからである。
この報告は主力艦隊3万隻の中核を進むビリデルリング元帥のもとにもたらされた。もっとも通信妨害がひどく、その結果を聞き取れたのがやっとの状態であったが。
「何じゃと!?」
ビリデルリング元帥は自分の耳が信じられなかった。あのアヒル艦隊がそんな離れ業をやってのけたというのか?!宝くじで一等が当たることよりも信じがたい事である。だが、続いてかろうじて届いた戦況図から、事実であることがはっきりすると、ビリデルリング元帥は思わず大笑いしていた。
「ハッハッハ!!これは良い事じゃ!!吉報じゃぞ!!ミュッケンベルガー!!」
大笑するビリデルリング元帥とは対照的に、通信スクリーンに写るミュッケンベルガーの顔は疑問符に満ちている。
「御意。ですが、不思議ですな。あの老人のどこにそんな力量が・・・」
「それ以上言わんでもいい。ああ見えてあの老人には本心を韜晦するすべがあるでな。じゃが、ミュッケンベルガー、今は戦場のことに集中せい」
「御意。このまま前進し一気に敵の本隊を直撃しましょう」
主力艦隊3万隻は、一路敵総司令部本隊に向けてその距離を詰めていたのである。
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