幽州編
第22話 北平と五胡
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
の騎兵を準備出来次第出撃させる手筈なのだが?」
「そ、それが、
『先程北門より1人の男が赤い馬に跨り出て行ったそうだ。
私はこれより単騎でその男を追う。
もしこの男が五胡の間者であるならばこの槍にて突き伏せる。
だが 、間者でなかった場合は我が槍にて救ってみせよう。
お前らの誰かは白佳殿にこのことを伝え、誰か代わりの者に率いて来させるようにしてくれ。
では、頼んだぞ!』
と言い、行ってしまわれました。」
「な、なんだと〜!?」
そう叫んだ後にはあ、と溜息をつき
「仕方ない、代わりの者に騎兵を率いさせる。
厳綱に率いさせろ。」
「は!」
そう返事を返し、足早に去る兵士。
それを見届けてから公孫?は
「・・・はあ・・・」
もう一度深い溜息をついた。
場所は変わり、北平から北約10里前後。
そこには五胡の軍勢およそ2000程がいた。
彼らは付近の村を襲い、略奪しようとしているのか一つの場所に留まり、斥候などを放っている。
そして彼らを率いているらしき男に報告が来る。
「ああ?なんだって?」
「で、ですからここから南から赤い馬に跨った男がこちらに迫って来るようです!」
「ああ!?何者だそいつは!?」
「そ、それが初めて見る顔でして、しかも楽器みたいな物を持ちながら馬を走らせてます!」
「はあ?!つまり、武器みてえなもんは何も持ってねえってことか?!」
「は、はい」
そんなことを話していると他の者たちが騒ぎ出した。
「どうした!なにがあった!?」
「み、南から赤い馬に跨りこちらに向かって来ている者がいます!」
「ま、まじかよ・・・」
場所は変わり赤兎に跨りながら駆けるバサラ。
彼は五胡の軍勢に向かいながら笑顔で彼らを見る。
そしてギターを構え、
「へへ!やるぜ赤兎!」
『ぶふう!』
「いくぜ五胡お!!おれの歌を聴けええええ!!!」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ