外伝〜お嬢様の捜索〜中篇(前半)
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さんも。今日はどうしたのかしら?」
ロイドに話しかけられたシスターはロイド達を見て尋ねた。
「リースさんを探しているのですが……今、彼女はどちらにおられるのでしょうか?」
「リースさん?彼女だったら今日はマインツの子供達への日曜学校の出張に行っているわ。」
そしてエリィに尋ねられたシスターは答え
「そうですか…………ちなみに俺達以外にもリースさんの事で尋ねに来た人はいませんでしたか?」
「…………ええ、来たわよ。活発そうなお嬢さんが。」
ロイドに尋ねられて考え込んだ後答えた。
「!やっぱりこっちにも来てたようだな。」
シスターの答えを聞いたランディは驚いた後呟き
(それにしてもかなり行動的な皇女ね。)
(ええ。私達が知る限り、そんなに行動的な皇女はいませんでしたのものね。)
(……まあ、リフィア皇女は色々と特別だからな。)
エルファティシア、アル、ヴァイスは小声で会話をしていた。
「ちなみにそのお嬢さんの特徴はどういう特徴ですか?」
「え〜と…………2房が付いた珍しい帽子を被っていて……後は”闇夜の眷属”の方ね。」
そしてエリィに尋ねられたシスターは考え込んだ後答え
(……恐らくリフィア殿下だな。殿下が常に被っているお気に入りでもある特徴的な帽子と一致しているし。)
シスターの答えを聞いたリィンはロイドに小声で助言し
「(そうか………)……それでそのお嬢さんはどちらに?」
「リースさんの事を聞いたらすぐに走って出て行ったわ。……あ、そう言えば去り際に『余自ら会いに行くことを光栄に思うがいい!我が戦友達よ!フハハハハ―――ッ!』って言いながら走り去っていたわ。」
ロイドの疑問に答えたシスターの話を聞いたロイド達全員は冷や汗をかき
「そ、そうですか…………ありがとうございます。」
ロイドは苦笑しながらお礼を言った後仲間達と共に大聖堂を出た。
〜マインツ山道〜
「さてと…………今からマインツへ行くか。」
「そうね。セリカさん達もマインツ方面へ行ったという話だし……」
「案外あっさりと見つかりそうだね。」
「後は入れ違いにならなければいいのですが……」
ロイドの提案を聞いたエリィは頷き、ワジは口元に笑みを浮かべ、ノエルは考え込みながら言った。
「……あの。その事ですが、殿下の過去の行動を考えると素直にバスに乗って目的地に行くとはとても思えないです。」
するとその時エリゼが申し出た。
「へ…………」
「何か根拠があるのですか?」
エリゼの申し出を聞いたロイドは呆け、エリィは不思議そうな表情で尋ねた。
「……殿下は自らの足で探検する事を好んでいる上
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