暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D〜舞い踊りし剣舞姫〜
第二十四話
[1/3]

[8]前話 [1] 最後
「あぁ……私、やっぱり何か重要な会合の最中に来たみたいだな」

「みたいじゃなくて、そうなんだけどな……えっと、紹介させてもらいます。元素精霊界(アストラル・ゼロ)の一国家、ドラクニア竜公国の王女、レオノーラ・ランカスターだ」

「形だけの王女様だけどね」

俺の自己紹介の後になぜかいらん補足を入れるレオノーラ。

「おっほん。それで?なんで元素精霊界(アストラル・ゼロ)の方が遥々あちらからこちらの世界へ?」

呆けていた中でも一番回復が早かったサーゼクスさんがそう聞いてくる。

それに関しては俺にも答えられない。だって、知らなかったんだからな。

と、それに対してのレオノーラの答えが

「いや、その……多少強引な休暇、というか……」

「「「「「「……は?」」」」」」

俺たち元素精霊界(アストラル・ゼロ)組はそろって変な声を出してしまう。いや、だってそうだろ?

こんな重要な場面に現れたかと思ったら、ただの休暇?

「だったら、俺の家にでも転移してくればよかったじゃねぇか?なんだって今この場に?」

「だから、私だって知らないんだよ。竜王様が一度はお前の家に転移させようとしてくれたけど。なぜか「……気配が感じられない?」とか小さな声で言ったのだ。そして、少しして転移が完了したらここに来ていたんだ」

………………………ああ、俺が家にいなかったから、こっちに来たって事?

「…………それって、俺のせい?」

「いや、少なくともイッセーのせいじゃない。サプライズで来ようとしたこちらの不手際のせいなのだ」

いや、それにしてもなんでわざわざサプライズで来るの?意味があるの?俺を驚かせたいの?

(どう思う?)

(どう思うも何も……言った事は真実だと思いますわ)

(問題は……その休暇の先がイッセーの元だという事だな)

(この際だから、接近させようっていう竜王様の意向じゃないかしら)

(えっと、とにかくライバルって事でオッケー?)

((((オッケー))))

「はぁ……まったく、竜王様は……せめて私に一声掛けてからにしてくれないと……」

何か俺を除いたクレア達で話し合いが行われているんだが……一体どうした?

ま、今はいいか。それよりも、レオノーラの登場でうやむやになったであろう事を言っておこう。

「おい、上層部の爺共」

「っは。な、何かね兵藤一誠」

「ソーナ会長の夢を笑った件に関してだが……俺は許す気はねぇからな」

「な、なにを言っている?あんな実現不可能な夢など笑い話にしか」

と、上層部である爺の一人がそれから言葉を続けようとした瞬間、その口は動きを止めた。

それも仕方ないだろう。なぜなら……先ほどまで俺
[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ