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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#18
戦慄の暗殺者W 〜Marionette in the Mirror〜
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っても解りゃあしねーだろーが、
冥土の土産に教えてやるぜ」
 宝具本体のダメージによりその圧迫が弱まってきたのか、
承太郎は赤味の戻った表情で言った。 
「どんな強固な物質だろうと、その分子レベルでの 「結合」 は常に一定じゃあねぇ。
必ず目には見えない細かな 「疵」 や、結合の緩い「歪み」が存在する。
宝具だか秘蔵だか知らねーが、
“物質で在る以上” その法 則(ルール)からは逃れられねぇのさッッ!!」
 そう言って承太郎は再びその不敵な微笑を口唇に刻んだ。
「オレはスタープラチナの 「眼」 でその部分を見つけだし!
 更にッ!
“ソコにだけ力を集束して込めていた!!”」
 スタープラチナの虹彩が、一際強く光る。



 バギバギバギバギバギバギバギバギバギバギィィィィッッッッ!!!!


 そして、極寒の湖面に張った分厚い氷が一斉に砕けたかのような、
より強烈な破壊音が両者の鼓膜に飛び込んできた。
「そ、そ、そ、そんなッッ!? まさかッッ!?」
 目の前の現実を受け止められず、動揺するマリアンヌに尚も冷静に承太郎は続ける。
「この鎖。確かに頑丈だが、どうやら相当な年代モンらしいな?
スタープラチナの「眼」でその 「歪み」 を見つけだすのは難しくなかったぜ。
後はその小さな 「疵痕」 を! スタンドの (パワー)で抉じ開けるだけさッッ!!」
『オッッッッッッラァァァァァァァァァァ―――――――――――ッッッッッ!!!!!』
 言葉の終わりとほぼ同時に、猛々しい咆吼で長い鬣を振り乱し、
躯を反転させながら捺し拡げられたスタープラチナの剛腕(かいな)



 ガギャンンンンンッッッッッ!!!!!



 繋ぎ目が集束したスタンドパワーに()って断砕され、
二つに割かれて輝く破片と共にスタープラチナから弾き飛ばされた
『バブルルート』 は、行き場を失った「力」を溜め込んだまま
空間を狂ったように暴れ廻り、
傍にいた武装燐子フィギュア達を巻き込んで爆 削(ばっさく)させた。
 一方は3体の燐子を(から)み込んだまま右の窓ガラスをブチ破って
噴水のある中庭の方面へと飛び消え、もう一方は同じく燐子の上半身を
容易く千切り飛ばして2−4の壁面にメリ込み、
教室の内と外とに貫通したまま絶命した蛇のようにダラリと垂れ下がった。
 その、凄まじい破壊劇の原動力となったスタンド能力。 
 超至近距離で接触した対象を、スタンドの冠絶した暗視能力を駆使して
瑕 瑾 箇 所(ウィーク・ポイント)」 を高速スキャンし、そして分子レベルで破壊する。
 極点滅壊。星眼の裂撃。
 流星の流法(モード)
流 星 眼 破 砕(スター・アイズ・クラッシュ)
流法
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