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STARDUST唐eLAMEHAZE
第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#18
戦慄の暗殺者W 〜Marionette in the Mirror〜
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マリアンヌはやや白けたような表情を浮かべ、
ツマラナイものでも見るかのように承太郎とスタンドを眇める。 
「無様ね。空条 承太郎。まさか追いつめられて自暴自棄になるなんて。
もう少しマシな男だと想っていたけれど。
生憎だけれどアナタが力を込めれば込めるほど 『バブルルート』 は
アナタの躯により深く捻じ込まれていくわよ」
 そのマリアンヌの言葉を無視して承太郎は尚もスタンドを念じ続ける。
「オッッッッッッッッラァァァァァァァァァァッッッッ!!!!」
 スタープラチナは自分を螺旋状に絡みついて拘束し、
尚も屈服させ続けようとする異界の金鎖 『バブルルート』
そのありとあらゆる箇所を鋭い眼光で微細なく睨めつけ、
宿主譲りの強靱な精神力で金鎖を圧搾し続ける。
幽波紋(スタンド)』 と “紅世の宝具”
異なる強力な能力(チカラ)が互いに擦れ合い、
軋み合う音が間断なく白い封絶空間に鳴り響き続けた。
「この男ッ! 本当になんて諦めがッ!」
 自分が起死回生で放った、正に乾坤一擲の切り札だったのに、
その事をまるで意に介さない承太郎に苛立ったマリアンヌは
怒気を含んだ声で彼に叫んだ。
「いいかげんになさいッ! 
“何が在ってもこの鎖は絶対に破壊出来ないわ!”
もう無駄な悪足掻きはお止めなさい! 
大人しくしていれば苦しみを与えず、楽に死なせてあげるわ!」
 その申し出に対し、承太郎は微塵の動揺もない表情で微笑を返す。
「悪、足掻き、ね、さて、それは、一体、どう、かな?」
「何を」 
「この世に」
 マリアンヌが何か言う前に、承太郎の言葉が割り込む。
「 “絶対” なんてモンは……“絶対にねぇんだぜ……”」
 そのとき。


 ビギッ……!!


 次の瞬間。


 ビギビギビギビギ…………ッッ!!


(ッッ!!)
 微かな。
 しかし、確実に、アメジストの飾る耳元に届いた、罅割れる金属音。
「ま、まさか!? “そんなこと” 在り得る筈がッ!?」
 今日何度目か解らなくなった驚愕を、
再びその秀麗な顔に浮かべるマリアンヌ。


 ビギ!!


 ビギビギビギビギビギビギビギビギッッッ!!!

 バギィッッ!!!


 しかしその間にも、まるで薄氷を踏み砕くような破壊音は鳴り続け、
次第次第にその音響を上げていく。
 そし、て。
 その無敵の強度を誇る筈の宝具 『バブルルート』 の
鏡のような鎖面に、夥しい数の亀裂が浮かび上がってきていた。
「そんな! バカな!  “そんな事絶対に在り得ない!!” 」
 完全に想定外の事態に、その素肌をより白く染めるマリアンヌに向け、
承太郎が変わらぬ静かな口調で告げる。
「フッ、人間じゃあねぇテメーに言
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