sts 29 「星と交わす約束」
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しでも使うタイミングや使い方を間違えば私は魔導師としての道を歩めなくなるに違いない。それくらいブラスターは危険だ。
「ただでさえあれは負荷が大きいんだ。そう易々と使われても困る……必要ないのに使っていたらフェイトあたりは泣きながら怒るぞ」
「分かってる、使うつもりはないから大丈夫だよ」
「あいにく俺はお前の大丈夫ほど信用していない大丈夫はない」
これまでのことを考えればそう言われても仕方がない部分はあるけれど、でも最近は無茶な戦い方とかはしていないし、ブラスターモードを使わなくても十分に戦える力量は付けているつもりだ。それはショウくんだって分かってるはずなんだから、そこまで本気のトーンで言わなくてもいいと思う。
「だからそういうところが意地悪って言うんだよ。そんな風に言うならブラスターモードの開発に協力しなければよかったのに」
「あのな、知らないところで滅茶苦茶なものを作られる方が困るだろ。それに……無理や無茶をしなくちゃどうにもならない状況があるのも事実だ。どれだけ傷つくことになろうと死なれるよりずっと良い……他は止めるだろうが、もしも必要だと思ったら迷わず使え。その代わり、必ず生きて帰ってこい」
「……うん、約束する。どんなに傷ついても必ず帰って来るよ。だからショウくんも絶対生きて帰ってね」
「当たり前だ。親よりも早く死ぬわけにはいかない」
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