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束の間の終わり
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地下ルートで会話をしてからどのくらい
たったのか........現在60:20

かれこれ30分か。
霊葉「うぅ........寝てた。ごめん。」
蒼「大丈夫だ。奴はいない。」
若葉「問題はないぜ。」

俺たちは少し移動することにする。
若葉はちょっと止まって空き瓶を拾う。

蒼「なんで空き瓶なんて?」
霊葉「..............」
若葉「武器にはならねぇか。」

若葉が空き瓶を投げようとするのを、
霊葉「少し持ってて。」

霊葉が制止した。

俺も若葉も(-ω- ?)?となりつつ
とりあえず言う通りにする。
軽はずみの行動は皆殺しになりかねないからだ。


ちょっと探索〜

ブルァァァァ!ヴヴヴィィィィィィィィィンン

奴がいた。地下にまでいたとはな。
奴はチェーンソーを持っている。
流石に生身では勝てないだろう。

俺らは横のルートを渡ろうとするのだが、
「高低差があって横に抜ける」
奴に見つかるリスクが高い。
声は多少だしてもチェーンソーで掻き消される
ため問題ない。

霊葉が空き瓶を要求しだした。

霊葉「私に案がある。」
若葉「いいけどよ..........」
蒼「大丈夫か?」

最悪見つかる可能性も考慮すると
危険ではあるが、空き瓶ねぇ............

霊葉は空き瓶を上側「俺らは下側」の
逆方面に投げつける。

ブルァァァァ!!!!

奴は逆方面に向かって走り出した。
空き瓶の割れる音が奴に届いたのだろう。

霊葉「..........っ!」

俺たちは一目散に逃げ出した。

蒼「ここまで逃げれば大丈夫か。」
若葉「追ってきてないといいけどよ。」
霊葉「..........敵影なし。」

多分大丈夫だ。俺たちは業務エレベーターで
地下ルートから離れる。

建物38階〜45:00

俺たちは比較的敵のいない上層階へと進んだ。
だが安心も出来ないけれど。

生徒「ヒィィィ......怖い..........」
生徒「あの狂い野郎に3人がかりでも
勝てないとか貧弱すぎるだろ(笑)」

4人くらい逃げ延びた生徒がいた。
若葉「下層階に人がいないとすれば」
霊葉「まぁ上層階に来るよね。」
生徒「怖いこというんじゃねぇ!」

こんな怒鳴り散らす奴もいるもんだ。
この部屋は、椅子、長机、ロッカーが存在
する。恐らく会議室。

逃げ場はない。階段はあるが、上り下り近い。

......ルァァ......

下の方から奴の轟が響いた。
奴から逃げてきた俺たちだからこそわかる
小さな声だ。
他の生徒は気づいてはいない。

俺たちはエレベーターで下に
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