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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
クラス対抗戦
第12話 決戦!クラス対抗戦 U
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しかもなんて熱さだ!

≪ゴオォオオオオオオ〜〜〜!パチパチッパチッ……??≫

千冬「どうなっているんだ、これは一体??」

「知りたくば教えてやる。
これこそが僕に宿る神の刃、《邪刀 緋戊之烏如天茂瑩(じゃとう ひほのおもぞらもだま)》。
炎を司る破壊の刃にして最凶の刀さ」

千冬「なっ??」

神の刀、あれがか??
しかも辺り一面を火の海に変えてしまうとはなんて力だ!

≪ゴオォオオオオオオ〜〜〜……??≫

【ンフフ……】

んっ、今度は女の声?
だが今度は__

【ここよ、ブリュンヒルデ。いえ、織斑 千冬】

何?なっ??

【フフフ……】

奴の剣から夥しい程の炎が噴き上がったと思えば、その炎の中から姿を現したのは大昔の着物を着た…いや、赤と黒が基調の着物とドレスを足して二で割った感じの和風ドレスを身に付けた髪の長い女だった。
何だ、あのヤケに神々しい奴は??まるで本物の神ではないか??

【その通りよ、織斑 千冬。
我は炎を操りし破壊の神、“大禍津日神(おおまがついのかみ)”。
この者が振るいし神の刃に宿りし神にして、太古の昔にこの世の全てを破壊しかけた神である】

こ…これが……神!しかも破壊の神だと??
だとすると奴の刃には一体__??

大禍津日神【それに答える義理は無いわ。けれどそれは近いうちに解るわ。
ただ、あなた達風情では我等が定めた運命を変えることは出来ない。誰が何と言おうとね】

千冬「何だと貴様!そんなのやってみなきゃ解らないだろうが??」

「無駄だ。
もとより、弟一人も救えん貴様如きでは変えられんよ。
無論この世の全ての者共でもな」

千冬「何??」

≪ゴオォオオオオオオ〜〜〜……??≫

「潮時だ、だが貴様等とは何れまた会うことになるだろう。
それまでさらばだ」

千冬「??待て!逃がさんぞ??」

だがそう叫んだ時には既に奴は姿を消し、同時に辺りを覆ってた炎も消滅した。
後で警備記録を見てみたものの、そこに写ってたのは何も無い方へ話す私のみで奴の存在は確認されなかった。
更に言うとセキュリティにも異常はなかったそうで多くの者は“夢でも見たのか?”っと捉えたが、篠ノ之とオルコットはそうは認めてないし私もそうとは思ってない。
だが決定的な証拠が無いからにはどうすることも出来ないからその日は結局何もなかった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

あれから詳しく調べようとはしてるが、奴が言ってた通り資料は全くもって存在しない。
一体どうなっているんだ……?


ハァ……いかん…このままでは頭の中がおかしくなってしまう。
気分転換にクラス対抗でも観戦するか……


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