最終話〜双子の天使の願い〜(零篇終了、閃篇に続く)
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
の手紙を読んでいる頃にはレンが生きている事に気づいているのでしょうね。ちなみにロイドお兄さんから聞いているとは思うけど、レンだけでなくユウナも生きているわ。パパとママの事は今でも大好きだけど……レンとユウナは新しい家族に引き取られて幸せに生きているから、パパとママの所に戻る事はできないわ。
あまり長々と書くのはレンの主義じゃないし、手短に終わらせるわね。―――――レンはパパとママの娘として産まれて本当に幸せだった。それはユウナも同じよ。
短い間だったとはいえ、4人で過ごした時間はとても暖かく、”幸せ”だった…………――――――パパとママは悪くないわ。全ては不幸な偶然が重なっただけ。だから……レンとユウナの事は後悔しないで、2人は”幸せ”になって。それが”レンとユウナの願い”だから…………
追伸
ロイドお兄さんに保管してもらっているスーツケースの中身は今までレンとユウナを育ててくれたお礼だから、全て遠慮なく貰ってね。
レンより
「う、う、ううっ…………!」
「レン…………!ロイドさん……レンの手紙によるとロイドさんはレンからスーツケースを預かっていると書いてあるのですが……」
短い内容ながらも自分達を気遣い、レンとユウナは自分達を恨んでいない事を知ったソフィアと共に涙を流したハロルドはある事に気づくとロイドに訊ねた。
「ええ、俺も中身は知らないのですが…………」
ハロルドに訊ねられたロイドは答えた後レンから預かったスーツケースの鍵を使ってスーツケースを開けると何とケースの中にはかなりの数のミラの札束が入っていた!
「なっ!?ミ、ミラの札束……!?しかも一万ミラ札の……!一体幾らあるんだ……!?」
ミラの札束を見たロイドは驚き
「ど、どうしてあの娘がこんな大金を………何か心当たりはありますか?」
ソフィアは信じられない表情をした後ロイドに訊ねた。
「そ、そう言われましても…………――――あ。」
訊ねられたロイドはどう答えればいいかわからなかったがレンが”Ms.L”である事から目の前にある大金を簡単に用意する事が出来る事に気づくと呆けた声を出した。
「何か知っているのですか………?」
「えっと………さっきの記事を読んだ際に既に知ったとは思いますけどレンは遊撃士協会に”特例”で規定年齢に達してもいないにも関わらず遊撃士を務める事を許可されていまして。以前遊撃士の仕事の関係で”とある富豪”を偶然助けた事があって、その富豪は自分を助けた事に非常に感謝し、その富豪から”報酬”として目が飛び出るような大金を受け取った事があると話していた事がありました。」
ソフィアに訊ねられたロイドは咄嗟に思
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ