第16話 待ち望んだ再会
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悲しそうな顔をするセシルお姉ちゃんに僕達は謝る。本当に悪い事をしてしまった。
「でもこの子達を助けたのは貴方達よ、その優しい気持ちは忘れないでね」
「セシル姉ちゃん……」
「セシルお姉ちゃん、ありがとう」
「お説教はもう十分でしょ。お母さんが美味しいオムライスを作ってくれたわ、夕ご飯にしましょう」
「本当に!やったー!レイテおばさんのオムライス大好きー!」
「ロイド、はしたないよ……ふふっ」
ロイドを窘める僕も思わず顔を緩ませてしまう、レイテさんのオムライスは本当に美味しいから楽しみだ。
「リィン、いるか!」
そこに慌てた様子でガイさんが入ってきた。
「あ、ガイさんおかえりなさい」
「兄ちゃんおかえり!」
「ああ、ただいま……といいたいんだがまだ仕事中でな、リィンはいるか?」
「ここにいますがどうしたんですか?」
「ちょうど良かった、お前に伝えなきゃならないことがある」
「何ですか?」
「遂に君の家族が来たんだ!」
「………えッ?」
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー
ガイさんの言葉を聞いて僕は一目散に走りだした。ガイさんの言っていた僕の家族は警察署本部一階の会議室に待機してもらっているらしく僕は急いでそこに向かった。
警察署に入り会議室の前に立った瞬間足が止まってしまう、一体何て言って再開すればいい?心配かけてごめんなさい……こんな軽い感じじゃ必死に探してくれた皆に失礼じゃないか?それに散々心配かけた僕がおいそれと会っていいんだろうか……
「リィン、慌てて行かないでくれ」
「あ、ガイさん……」
そういえば話を聞いてここまで全力疾走してきたからガイさんを置いてきてしまった。
「どうしたんだ、入らないのか?」
「ガイさん、僕に皆に会う資格があるんでしょうか?」
「うん?」
僕は自分の思いをガイさんに伝えた。散々心配させて迷惑ばかりかけて……そんな僕が皆に会う資格何てあるのか今更ながら思ってしまった、あんなに会いたいと思っていたのにいざ会おうとすると体が固まってしまう。
「そうか、お前が言いたいことも分かる。だが資格ってなんだ、家族と会うのに資格がいるのか?」
「それは……」
「お前が家族に心配をかけたのは事実でそれは変えられない現実だ。だが起こってしまった事を後悔しても何も始まらない、過去は変えられないんだ」
「……」
「なら気持ちを切り替えてこれからの先に目を向けるべきだ。ほら、うだうだ言う前に観念して入れ」
「ちょ、押さないでください……!」
ガイさんに背中を押されて会議室に入る僕、強引な……
「リィン……?」
「あッ……」
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