第16話 待ち望んだ再会
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かも五体も現れるなんて本当に不味いぞ。僕じゃ奴らに有効的な攻撃が出来ない。ビッグドローメ達は体を青く光らせてアーツを放つ態勢に入る。
「ロイド、僕が隙を作るからその子達を連れて逃げるんだ」
「そんな、駄目だよ!さっき言ったじゃないか、無茶をするなって!リィンに何かあったら君の家族が悲しむんだよ!」
「それは……」
さっき自分が言った事をロイドに返されて何も言えなくなる、だがどうすればいいんだ。
「その通りだ、安易な自己犠牲は褒められない行動だな」
「そ、その声は……」
そう言って現れたのは風の剣聖ことアリオスさんだった。ビッグドローメから放たれた上位アーツを刀で受け止める。
「二人とも、無事か!」
更にそこにガイさんも駆けつけてくれた、見慣れない武器を持っているがあれは確か東方に伝わる武器のトンファーという物だ。
「どうしてここが……」
「ウェンディ達に教えてもらったんだ、ロイド達がジオフロントに入ったってな。お説教は後だ、まずはこいつらを片付ける!」
ビッグドローメが再びアーツを放とうとするが…
「遅い、二の型『疾風』!!」
アリオスさんが消えたと思った瞬間、三体のビッグドローメが瞬く間に斬られてセピスに変化する、あれが八葉一刀流の二の型『疾風』……なんてスピードなんだ!
「うおおォォォッ『ライガーチャージ』!!」
ガイさんが凄まじい闘気を体に纏いビッグドローメ二体に突撃していく。ビッグドローメ達がアーツを放つが全て弾かれる、そして膨大な闘気がライオンとトラを合わせたような生き物の形に変わりビッグドローメ二体を粉砕した。
「アリオスさんも凄いけど…ガイさんも凄い……!」
僕は自分とは遥かに違う高みにいる二人に尊敬の意を翳した。
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「はい、これで大丈夫」
「ありがとうセシル姉ちゃん」
あれからガイさん達と外に出た僕達はまずセシルお姉ちゃんに抱き着かれてウェンディ達に怒られた、心配をかけてしまったからウェンディとオスカーに謝りそのあとはガイさんにこっぴどく叱られた。まあ自業自得だから甘んじて受けました。…叩かれたお尻が滅茶苦茶痛いけどね。
小猫達はセシルお姉ちゃんが手当てしてくれた、何でも看護師の仕事をしているようで怪我の処置は得意らしく実際僕より手際がいい。一応後で医者に見せに行くと言っていた。
「それにしても話を聞いた時は本当に驚いたわ、こうして無事だったからいいけどもし二人に何かあったらって思ったら怖くて死んでしまいそうだったわ」
「「心配かけてごめんなさい……」」
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