第16話 待ち望んだ再会
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ィ。よろしくね」
「俺はオスカーていうんだ、よろしくなー」
ウェンディとオスカーに挨拶をして互いに自己紹介をする。
「じゃあ皆集まったし何しようか」
「俺は何でもいいぞー、ロイドは?」
「前は鬼ごっこしたし今日はどうしようか……リィンは何したい?」
「えッ、僕はかくれんぼしたいかな?」
「かくれんぼかー、なら港湾区ならちょうどいいかもなー」
「東通りは隠れる所が多すぎるし行政区は隠れる所があんまりないから港湾区ならいいかもね」
「じゃあ港湾区にレッツゴー!」
「「おー!」」
「お、おー!」
僕達はかくれんぼをするために港湾区に向かった。
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「はー、リィンって隠れるの上手いなー。全然分かんなかったぞ」
「本当だね、リィンってかくれんぼ上手なの?」
「ま、まあ得意かな」
猟兵だから潜伏したり身を隠すのは慣れてるけどこれじゃ普通の子には見つけられないよね。はぁ、自分が普通じゃないことがよく分かるよ。
「あれ、ロイドは?」
「そういえば姿が見えないわね」
あ、そういえば一緒に遊んでいたロイドの姿が見えなくなっている。どこに行ったんだろう?
「おーい皆ー、ちょっと来てくれ」
港の灯台近くにロイドの姿が見え僕達を呼んでいる、一体どうしたんだろうか?
「どうしたのロイド?」
「これ見てよ」
ロイドが見せてきたのは小さな小猫だった。
「あ、可愛い」
「あ、右足から血が出てるぞー」
「そうなんだ、そこの灯台近くでうずくまってたんだ」
「じゃあお医者さんの所に連れていかないと」
「……ちょっとその子を貸して」
「え?」
ロイドから小猫を預かり懐にある小物入れからセラスの薬を取り出し小猫の怪我に塗り包帯を巻く。
「よし、応急処置は出来た。一応ちゃんとした病院に連れて行ったほうがいいとは思うけど……あれ、三人ともどうしたの?」
ふと三人を見ると皆の目がキラキラしたような目になってる。
「凄い、リィンってお医者さんなの?」
「手際いいなー」
「あはは、まあ昔猫を飼ってたことがあってね、その時に覚えたんだ」
猟兵やってると怪我何て日常茶飯事で出来るから怪我の処置は最低限は出来る、動物にしたのは初めてだけど事情を正直には話せないからこう答えた。
「でもおかしいな、この子くらいの小猫はまだ親離れ出来てないはずだけど…」
「じゃあこの子お母さんとはぐれちゃったって事?」
「たぶんそうじゃないかな」
僕とウェンディがそう話してるとロイドが神妙そうな表情を浮かべていた。
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