第2章 魔女のオペレッタ 2024/08
最後の物語:軋む在り方
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
ない黒のタートルネック、白のレギンスにサンダル。
女性らしいというような服装で、普段の自分にあってはまず袖を通さないであろうデザインだった。到底、十歳にも届かないような子供が気軽に選べるものではないとも思えるが、内心で一つの答えに至ったピニオラは笑みを穏やかなものに改める。
自分にどんな幻影を見出したのやら。ともあれ、みことの能動的な行動はピニオラとしても尊重するだけの価値がある。それに対応して、どのような反応を見せてくれるのか。心底楽しみでならない。
「………ありがとうございます。大切に着ますねぇ」
「うん!」
この上ない観察対象に巡り会えた幸運。
その感情の真意に、まだピニオラ自身は気付いていない。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ