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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-E古代遺失物管理部・機動六課〜Intermission〜
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しは適当に理由を付けて断った。

「そうかい。で、相談ってことだがどんな内容だ? お前も気が付けば俺の上官だ。多少の無茶難題でも聞いてやろうじゃないか」

「あはは♪ 愛弟子から師匠へのちょっとしたお願いですよ♪」

はやてがそこまで言ったところでインターフォンが鳴った。三佐が「はいよ」入室を促すとドアがスライドして、「お待たせしました」トレイを手にしたギンガが姿を見せた。

「おっ。久しぶりやな、ギンガ♪」

「ギンガ〜、お久しぶりですぅ♪」

「っ! 八神二佐、リイン曹長! お久しぶりです!」

はやてやリインとの再会に満面の笑顔を浮かべるギンガ。ギンガがテーブルにあたし達のお茶を並べていく中、「ギンガ。お前もこのまま同席してくれ」三佐がそう言ったから、「判りました」お茶を並べ終えたあの子は三佐の座るソファ側に控えた。

「じゃあ聞かせてもらおうか、八神」

「はい。お願いゆうんは密輸物のルート捜査についてなんです」

はやてが展開したモニターに映ったのは赤い結晶体、「レリック・・・!」だった。4年前、チーム海鳴全メンバーが揃った中での最後の任務は、この“レリック”の回収だった。はやてが「うん。六課が担当してるもんや」少し苦い表情を浮かべた。ひょっとして何かしら進展があったのかしら・・・。

「なるほど。そのレリックというロストロギアが通るかもしれないルートの捜査を、俺たちに頼みたいということなんだな」

「はい、そうゆうわけです。詳しいデータはリインが持って来てますので、後で確認して頂ければと思います」

「はいですっ」

三佐は少し考える仕草を取った後、「いいだろう、引き受けた」はやてからの捜査協力の話を受けてくれた。あたしは内心、よっしゃ!ってなった。何故なら・・・

「密輸調査は陸士108部隊(うち)の本業と言えば本業だ、そういった仕事はキッチリ期待以上にやるさ。・・・密輸調査を主とする係の責任者はバニングスで、ギンガはその補佐だ。どっちとも親しいから使い易いだろ」

そう、密輸関連の捜査係の長はあたしで、ギンガはその補佐を担当してくれている。だからはやての機動六課と協力するとなると、必然的に顔を合わせる機会が増えるわけよ。あたしとギンガはチラッと目を合わせて喜び合った。まさかこんな形で、機動六課に関われるとは思いもしなかったわ。

「はいっ、お願いします! アリサちゃん、ギンガ。六課(うち)の捜査主任はフェイトちゃんやから共同捜査でもやり易いと思う」

「ええ、そうね」

「はい!」

あたしは9歳の頃からの幼馴染だし、ギンガは空港火災の際にフェイトに助けてもらったこともあって、スバルがなのはに抱くのと同じようにギンガはフェイトを尊敬してるわ。ちょっと妬けちゃう
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