暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-E古代遺失物管理部・機動六課〜Intermission〜
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ごめん。助かったよ、アリサ』

アリサからの念話にそう返す。トレーラーの行く手、その反対車線側にはこっちに向かって走り来るSUVタイプの車が1台。運転席にはアリサが乗っていて、バヨネットフォームの“フレイムアイズ”を窓から出してた。そして助手席には108部隊の部隊長であるナカジマ三佐の娘の1人、ギンガが乗ってた。

『シャル! 後方から新手のT型4機が迫って来てる! そいつらはあたしが片づけるから、トレーラーはアンタとギンガで対処して!』

『ギンガ・ナカジマ陸曹です! お久しぶりです、騎士シャルロッテ!』

僅かに速度を落とした車からギンガが飛び出して、魔力で道を作る魔法・ウィングロードを発動。足に装着してるローラーブーツでウィングロードを疾走して来た。そして先頭のコンテナから次々と現れるガジェットの1機へ突撃。

「せぇぇ〜〜〜い!」

左腕に装着したアームドデバイス・“リボルバーナックル”の手首部分にある歯車のようなスピナー2つが高速回転。確かナックルスピナーって名前で、魔力を加速、回転の力を加えて撃ち出したり、打撃の威力強化を行うことの出来る機構だったっけ。ギンガはその状態のままT型を真っ向からぶん殴り、その胴体に大穴を開けた。

『ギンガは優秀よ。あんたも安心して背中を預けられるはずよ』

『了解。アリサもヘマをしないようにね』

『T型、しかもたった4機に遅れを取るほどあたしはヤワじゃないわよ』

ギンガを降ろしたことでスピードを戻したアリサの運転する車がすれ違って、そのまま去っていった。確かにアリサなら問題なく片付けるだろうし、心配も不安もないわ。

「ギンガ。わたしは運転席の2機を潰してくるから、その間残りのガジェットをお願い。すぐ戻ってくるから無理も無茶もしないように」

「了解です、騎士シャルロッテ」

「出来れば、シャル、って呼んでほしいかも♪」

「あ、えっと、ではシャルさん」

「ん! じゃあちょっとの間よろしく!」

「はいっ!」

ギンガと小さく笑みを浮かべ合ってからわたしはトレーラーの運転席へダッシュ。その際横目でギンガを見たけど、T型なんてなんの問題もないって風に蹴り飛ばしたり殴り飛ばしたりしてた。その分コンテナの屋根がヘコんだりひしゃげたりしてるけどさ。ま、確かに安心して背中を預けられるね、あの強さなら。

「わたしも頑張らないとね。後輩に恥ずかしい姿は見せられないし♪」

運転席に頭から突っ込んで、こっちにお尻を向けてるT型2機のそんな滑稽な姿を鼻で笑いながら・・・

「氷牙月閃刃!」

冷気を纏わせた“キルシュブリューテ”を横薙ぎに振り払った。斬り裂いた個所から体内を凍結させて機能停止にさせてやった。助手席の方は放っておいても良いけど、
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