第87話
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「写真、とってもらうの〜?」
キーアは嬉しそうな表情でロイドに尋ね
「ああ………ニッコリ笑うんだぞ?」
「うんっ!」
ロイドの確認の言葉に元気よく頷いた。
「ツァイト、入りましょう。」
「グルル………ウォン。」
ティオの申し出にツァイトは頷き
「えっと、あたしたちは………」
「さすがに遠慮した方がよさそうだね………」
「おらおら。遠慮すんなっつーの。アーシアお姉さんや嬢ちゃんは当然として、ついでに”西風”の二人も入ってけよ?」
ランディは遠慮しようとするエステルとヨシュアも一緒に写るように促した後ルフィナやユウナ、ゼノとレオニダスにそれぞれ視線を向けて促した。
「ええ、喜んで。」
「ふふっ………それじゃあ遠慮なく。あ、おねえちゃんはユウナの隣に来てね。」
「ええ、勿論そのつもりよ。」
「おいコラ、”闘神の息子”。何で俺達だけ”ついで”扱いやねん。」
「後で詳細な説明をしてもらうから覚えていろ。」
ランディの言葉にルフィナ達はそれぞれ答え
「まったく……」
「フフ、たまにはこういうのも悪くなかろう?」
「ほら、副司令も課長さんの横あたりに!」
「はいはい………でもこれ、どんな絵面になるのかしら。」
その様子を見て呆れた表情で溜息を吐いたダドリーにアリオスは静かな笑みを浮かべて指摘し、ノエルはソーニャ副指令を促した。そしてロイド達はそれぞれ所定の位置に並び
「さあ、行きますよー。―――はい、チーズ!」
グレイスの言葉にそれぞれの仕草をして、グレイスが連れて来たカメラマンに写真を撮ってもらった。
こうしてロイド達のクロスベルの一番長い日がようやく終息した――――――!
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