第6話
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た後気を取り直して答え
「……………………」
(クク…………)
「「フフ…………」」
ケビンの答えを聞いたセリカは静かな笑み浮かべ、ハイシェラは不敵な笑みを浮かべ、リタとレシェンテは微笑んでいた。
「新米の方なのにさっきみたいなあんな凄い事ができるんですか…………」
「まあな。それで君らはどうするん?このまま列車でクロスベルに戻るつもりか?」
驚いているノエルに答えたケビンはロイド達に尋ね
「ええ、そうするつもりです。そうだ……ケビン神父、この後の予定は?クロスベルまで一駅ですし……よかったら寄っていただいてお礼をさせて欲しいんですけど。」
「いや〜、ありがたいけどこれから待ち合わせがあってな。本当なら、例の教団についても詳しい話を聞きたいんやけど……」
尋ねられたケビンは申し訳なさそうな様子で答えた後複雑そうな表情で呟き
「D∴G教団、ですか……」
「やっぱり教会の方でも何か掴んでいるんですか?」
ケビンの言葉を聞いたロイドとノエルは厳しい表情になった。
「いや〜、それが全く。オレらが教団と関わったのは4年くらい前の事件が最後やね。」
「4年前……」
「各国の軍やギルドが協力した一斉制圧・摘発作戦の後ですよね?」
「ああ、あれから取りこぼされたロッジの一つを制圧したんや。……ここだけの話、教団の中でも最悪と言えるようなロッジでな。正直、人体実験がマシに思えるほどイカれた儀式をしてた連中やった。」
「……そうですか。」
「本当に……最低の連中だったんですね。」
ケビンの説明を聞いたロイドは頷き、ノエルは疲れた表情で溜息を吐いた。
「ま、実はそん時にアリオスさんにえらい助けられてしまってな。デカイ借りを作ったままやったから今回、お手伝いできて助かったわ。」
「そうだったんですか……でも、おかげで犯人を生かしたまま捕まえることができました。ありがとうございます。……本当に助かりました。」
「いやいや。さっきの眼鏡の人も言ってたけど何とかなったのは君のお蔭やで。」
「俺の、ですか?」
「ああ、あの兄さんがギリギリのところで保ったのは君の言葉があったからやろ。そうでなかったらオレが処置してもたぶん助けられなかったはずや。」
「そう、でしょうか……」
ケビンに言われたロイドは口元に笑みを浮かべ
「ええ、きっとそうですよ!ロイドさんが必死に語りかけたから彼も自分を取り戻せたみたいだし!」
ノエルはケビンの言葉に頷いて言った。
「曹長……」
「ハハ……『特務支援課』やったっけ?また機会があったら詳しい話でも聞かせてや。これで教団の件も一通りケリが付いたはずやけどまた何かあるかもしれ
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