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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第28話 二つの存在(中編)
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こと凛、花陽の3人で」




3人と聞いてショックを受ける




他は....どうしたんだろうか




「.....絵里さんや希は?」




「......『μ'sのこれからを見直すべきだわ』と言って活動してないにゃ」




「そ、そうか....」




やっぱり話はそこにいくわけか....




「....?まぁいいわ、とにかく行くわよ」




明らかに不機嫌そうなにこは俺の右手をがっちりホールドしてスタスタ前を歩き出す




「.....(大地までいなくなるなんて嫌よ)」




「(大地くんまでいなくなるのは寂しいにゃ)」




にこと凛の呟きは俺には聞こえなかった































「よ〜いっ、ドン!」




俺の合図とともに男坂で合流した花陽と凛、にこは一斉に階段を駆け下りる




彼女たちが階段ダッシュに励む間、俺は周囲をぐるりと見渡しμ'sの練習光景を思い浮かべた




主にここと屋上だった....

学校が変わるとはいえここでの練習が見れないというわけではい




だが、転学先は京都なため来れる日は少なくなる

しかも向こうは日本で2番の実力を誇る進学校

部活に参加していない所謂帰宅する人は平日講習という授業とはまた別の勉強会がある




どう頑張っても来れるわけがない




「.....お別れ...か」




唐突に胸いっぱいにこみ上げてくるものがあった

半年の付き合いとはいえ、俺に足りなかったものを埋めてくれたμ's

μ'sに足りなかったものを俺は埋めることができたのか?




「勉強と.....仲間....どっちを取るのが正解なんだ?」




俺には選べない

勉強はもちろん大切だ。なんとかして大学に入って母さんを楽させてるために良い仕事を就きたい

だけど仲間も掛け替えのない存在だ

小学高学年の時の俺とは違う

仲間と一緒に何かを成し遂げようとすることに喜びを感じている




「にゃ〜っ!おっわりにゃ〜♪」




凛が到着したのでストップウォッチを押して時間を確認




「お疲れ、タイムはいつも通り。相変わらず速いな」




「凛体動かすの好きだし、中学の頃陸上やってたからにゃ〜」




「そうか......」




凛の笑顔はいつもなら励まされるの
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