暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第28話 二つの存在(中編)
[2/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
テレビではお笑い番組をやっていて、二人組の芸人の一人はリズムにのせて『ちょっと待てちょっと待てお兄さ〜ん♪』と理解不能の芸を繰り広げている




今流行りの芸人らしい......




俺にはこの二人のどこが面白いのかよくわからない




俺と向き合って座っている母さんは『あははっ』と笑いながらさっき俺が煎れたお茶を啜る




「......平和だな」ボソッ







「何か言った?」




「いや......なんでも」




「.......もう......いいの?」




これで、よかったのか?




「.....さぁ」




「未練は無いの?」




音乃木坂を離れて別の学校で生活することが俺にとって有益なことだろうか?




「今更何を.....勉強するために....母さんを楽にさせるために少しでもいい学校に行くだけじゃないか。それだけだよ。」




思っていることとは裏腹に反対の事を述べる




「.......そう」




.........素直に、か




俺も人の事言えないよな







−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

海未side




「海未ちゃん.....いらっしゃい」




ことりが日本を発つまで後4日




どうしてもことりと話がしたくて、弓道の稽古を終えた後

ことりの家に足を運ぶ




本人は意識するつもりも無いらしく、私と顔を合わせてもいつもの笑顔で出迎えてくれました

その態度が私にとって辛いものに感じました




「遅かったね、練習?」




「はい」




部屋のドアを閉める。

振り向いて辺りを見渡すともうほとんど私物がありません

ベッド、机、テーブルのみが残され、前来た時に壁に飾られていた写真などは取り外されていました




「海未ちゃんも断ったの?」




「はい、続けようとするにこの気持ちもわかりますし、出来ることなら....」




先日、絵里の口から告げられた『μ's』活動休止のお知らせ

穂乃果やことり、大地がいない今のμ'sの在り方を見つめ直すべきだと言われたにこの顔を思い出すだけで胸が痛くなります




「じゃあどうして?」




「.....私がスクールアイドルを始めたのはことりと穂乃果が誘ってくれ、大地が背中を押してくれたからです。」




これを期にスクール
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ