第27話 二つの存在(前編)
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「転学するまでは笹倉くんはここの生徒です。残りの生活を楽しんでください」
理事長の言葉を受け止め、理事長室を離れる
これで本当によかったのかな......?
後悔......してないよな?
この話...みんなに伝えたらどう反応くるかな?
とか思いつつ、教室に戻る
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「にっこにっこに〜♪みんな〜!グラスは持ったかな〜?」
放課後、部室でちょっとしたパーティを開くことにした
急だったのですぐさまお菓子やジュースを買い込み、
飾り付けやらしているいつに準備が終わったのは5時半
長い時間できないけど、それでもすぐに祝いたかった
「学校存続が決まったということで部長である矢澤にこに〜から一言挨拶をしたいと思いま〜す!!」
「「「「いえ〜いっ!!」」」」
マラカスだのタンバリンだの持って盛大に盛り上げる
床に敷いたシートの上に1年生組と俺と穂乃果が座り
窓際の長椅子にことりと海未が
廊下側のパイプに椅子に絵里さんと希が座って
にこの長い長い挨拶が始まろうとしていた
ことりの落ち込みは敢えて見ないことにした
まだ話しちゃダメ....今はダメとどうせ心の中で思っているのだろう
「思えばこのμ'sが結成され、私が部長に選ばれてからどのくらいの月日が流れたであろうか!」
いやにこさん?....そんな大袈裟な月日は経ってませんよ?
せいぜい3,4ヶ月じゃないか?
というツッコミを喉元で抑える
「たった1人のアイドル研究部で耐えに耐え抜き、今こうしてメンバーの前で想いを語れて----「かんぱ〜〜〜〜〜〜〜いっ!!!!」
やはり長くなりそうなので挨拶をスルーして乾杯を始めた
「ちょっと待ちなさ〜い!!」
紙コップなため、グラスでやるあの乾杯のような音は鳴らないが雰囲気だけで十分だった
にこも遅れて乾杯に混ざる
「さぁ!パーチーの始まりだ!凛!菓子の袋を思いっきりぶち開けろ!花陽!ご飯はまだか!今日は食うぞ〜!!」
「任せろにゃ!!」
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