第27話 二つの存在(前編)
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そんな事を言う穂乃果はらしくありません
ちょっと躓いたからって捻くれるなんて.....
私は、穂乃果は自分の気持ちに嘘をついていると考えました
それと同時に怒りを覚えました
「それに無理だよ....A-RISEみたいに踊るなんて、いくら練習したってできるわけがないよ....」
練習したってできない....
やりもしないのに諦める
穂乃果はそんなことを言う人ではありません!
言葉より先に行動で示す穂乃果がそんな事を言ってはいけません!!
「アンタそれ....本気で言ってる?」
にこが拳に力を入れて穂乃果を睨みつける
「本気だったら許さないわよ....」
「.......」
「許さないって言ってるでしょ!!!!!」
「ダメーー!「ダメだーー!」」
穂乃果に飛び掛ろうとするにこを真姫と大地が取り押さえます
「離しなさいよ!真姫ちゃん!大地!!にこはね!アンタが本気だと思ったから!本気でアイドルやりたいんだって思ったからμ'sに入ったのよ!!ここに賭けようって思ったのよ!!それを!こんなところで諦めるの!諦められるの!?答えなさいよ高坂穂乃果ぁ!!!」
「にこちゃん、やめて....もうやめて....」
「落ち着くんだにこ...ここで争ったって誰も得しない」
「アンタ達も悔しくないの!?ここまで来て!あと一歩ってところまで来て!それなのにここで挫けて!にこは嫌なの!そんなの....そんなの許せないわ!!」
にこの想いをぶつけられても尚、穂乃果の心は揺らぐ様子がありません
「じゃあ穂乃果はどうしたらいいと思うの?どうしたいの?」
絵里が冷静に穂乃果に問いかける
穂乃果は目を瞑り.....そして
「...........辞めます」
辞める....この状況でこの言葉が意味するものはつまり
「穂乃果......スクールアイドル、辞めます」
「「「「「「「えっ.......」」」」」」」
穂乃果が辞めるな
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