第27話 二つの存在(前編)
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「ええそうよ、ことりがいなくなる前に全員でライブやろうって...」
絵里が言いたいことはつまりそういうことです
μ's.....ラストライブについて
「あとでことりちゃんにも言うつもりよ?」
「思いっきり賑やかなライブにして、ことりちゃんと大地くんの門出を祝うにゃ!」
ビシッとにこにチョップを入れられる
「にゃっ!?痛いにゃ〜」
「はしゃぎ過ぎないの!」
「つ〜か俺は転学だっての!会えなるなるわけじゃねぇんだぞ」
私も絵里の意見に賛成です
ことりと幼い頃からずっと一緒だった私や穂乃果は本当は行って欲しくないのです
わたし達だけではありません。全員が本心ではそう思ってる筈です
ですが、ことりの夢をみんなで応援したいです
「穂乃果.....?」
にこと凛と大地のやり取りを見てくすくすと笑うことなく穂乃果は何を考えているのか黙ったまま動こうとしません.....
「まだ落ち込んでいるのですか?」
「明るくいきましょ!これが10人でやる最後のライブになるんだから」
絵里の前向きな考えとは逆に穂乃果はどんどん気が滅入ってるようです
「.....穂乃果がちゃんと周りのことを見ていればこんなことにはならなかった...」
「そ、そんなに自分を責めなくても--「自分が何もしなければこんな事にはならなかった!!」
ビクッと花陽が怯え、凛の後ろに隠れる
穂乃果....本気でそんなことを思ってるのですか?
「あんたね!」
「そうやって全部自分のせいにするのは傲慢よ!」
「でも!--「それを今ここで言って何になるの?」
絵里もさすがに苛立ちを見せます
「何も始まらないし、誰もいい思いをしない」
「ラブライブだってまだ次があるわ」
真姫も珍しくフォローします
それだけ今の穂乃果はダメなことを言っているのがわかるのです
「そうよ!今度こそ出場するんだから!落ち込んでいる暇なんてないのよ!」
「出場してどうするの?」
「「「「「「「「えっ?」」」」」」」」
「もう学校は存続できたんだから出たってしょうがないよ」
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