第7章 大魔闘演武編
竜の王
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向かってそう言う。
「コホン。戦況は均衡しておった。
竜と竜の戦いはいくつもの大地を裂くものだった。
やがて、共存派の竜どもは愚かな戦略を打ち立てた。
人間に竜を滅する魔法を与え、戦争に参加させたのだ。」
「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」
その言葉に俺達は驚く。
「滅竜魔法?」
「だよね・・・それ?」
「滅竜魔導士の原点って事?」
ルーシィさんとミント、そしてハッピーがそう言う。
即ち、それは滅竜魔導士の始まりでもある。
「滅竜魔導士達の力は絶大であった。
人間達との共存を望んだ竜達の勝利は目前に迫っていた。
しかし・・・ここで1つの誤算が生じる。」
「誤算?」
「力をつけすぎた滅竜魔導士達は
人間との共存を望む竜さえも殺していった。」
つまり、裏切ったという事か・・・・・・。
「そして、その人間の中の1人に竜の血を浴びすぎた男がおった。
その名を口にするのも恐ろしい・・・。」
ジルコニスの表情が、今までにもないくらい、険しい表情だった。
「“男”は数多の竜を滅ぼしその血を浴び続けた。
やがて男の皮膚は鱗に変わり、歯は牙に変わり、
その姿は竜そのものへと変化していった。」
「人間が竜になったの?」
ジルコニスの言葉にルーシィさんは震えながらそう言う。
「それが滅竜魔法の先にあるものだ。」
「「「・・・・・・。」」」
「ここに眠る竜達はその男により滅ぼされた。
男は人間でありながら竜の王となった。
竜の王が誕生した戦争、それが竜王祭。」
「王の名はアクノロギア。
竜であり竜ならざる暗黒の翼。」
「「「「「!!!」」」」」
「何!!?」
「あれが・・・!」
「元々人間だったのか!?」
「バカな!!?」
俺達は驚きを隠せなかった。
「奴によりほとんどの竜は滅んでいった。
それが今から400年前の話だ。
ワシは・・・貴様等に・・・・・・」
フッ
「!!」
「オイ!!」
「消えた!!」
突然、ジルコニスの姿が消えてしまったのだった。
「ま
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