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混沌の魔術師と天空の巫女
第7章 大魔闘演武編
竜の王
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を信じましょう。」

グレイさんの言葉に俺はそう言う。

(ドラゴン)の魂を探しています、お兄ちゃんが言っていた場所を。
 この場にさまよう残留思念はとても古くて・・・小さくて・・・・・・」









































「!見つけた!!!」

ウェンディはそう言うと、掲げていた両手を胸の前で合わせ、
呼び起こそうと魔力を集中した。
ウェンディの少し目の前の上空に、緑色と黄色の渦が巻かれていく。

「うおおっ!!」

「あれが魂か!!?」

「間違いない!!」

「みたいだね!」

どうやら、うまくいくみたいだ。

「ウェンディ!!?」

「集中してるみたいね。」

「ウェンディを信じよう。」

シャルルと俺はハッピーに向かってそう言う。


ゴゴゴゴ・・・!!!!


「いっ!!?」

「これは・・・・・・!?」


ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・!!!!


「出た・・・!!」

俺達の目の前に、全身緑色で大きな翼を持ち、
巨大な牙を生やした四つ足のモンスター、(ドラゴン)が現れた。

「グァァァァ!!!!」

「「「「「あああああああああああ!!!!」」」」」

「「「きゃああああああああ!!!!」」」

「うわーおっ!?」

「っ!!!」

(ドラゴン)は叫びだし、ナツさん達は驚き、
俺は構えを取った。



































「あーっはっはっは!!!」

「「「「「「「「「「!!?」」」」」」」」」」

(ドラゴン)は突然笑い出した。

「人間の驚いた顔はいつ見ても滑稽じゃのう。」

(ドラゴン)の言葉に、俺達は呆然となる。

「我が名はジルコニス。翡翠の竜とも呼ばれておった。
 ワシの魂を呼び起こすとは、天竜(グランディーネ)の術じゃな?
 どこにおるか?」

ジルコニスはそう言うと、周りを探し出し、ウェンディを見た。

「かーわええのう!!!
 こんなにちんまい滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)がワシを起こしたのか?」

ジルコニスはそう言い、顔を地面につけ、ウェンディに近寄った。

「おい!!コラ!!」

「ウェンディに近寄るんじゃない!!」

ナツさんと俺は怒鳴ってそう言う。

「イヤじゃ。この娘はワシが喰う。」

「テメェっ!!」

「幽体のくせして!!!」

「冗談に決まっておろうがっ!!
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