暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十一話〜機動六課の休日(前編)
[5/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


「おい、てめぇら俺の女に手ぇ出す気か?」
「あ?んだてめえ!」
「ほら、フェイト、行くぞ。」
「う、うん。」
「おい待てやコラ!」
「ああ?」


ランスが振り向いて彼らを睨んだ。その目の威圧感に、


「く……やっちまうか?相棒。」
「そうだな。先手必勝ぉ!」


二人組は殴りかかった。しかし、


「やめとけ、てめえらじゃ俺の相手にゃなんねえよ。」


片手で起用に二人の拳を止める。


「それとも、痛い目見てえか?」
「くそっ……………覚えてろ!」


ありきたりな捨て台詞で去っていった。


「大丈夫だったか?」
「う、うん……ありがと……」
「顔赤いけど、熱でもあんのか?」
「へ、へへ平気!何でもない!」
「そうか。じゃあほらよ。ストロベリーとチョコ、どっちにする?」
「え、えっと、ストロベリーで。」
「んじゃ、食うか。」


ベンチに座ってクレープと食べるが、落ち着かない。


(ランス、かっこよかったな………)


颯爽と現れて助け出してくれた。こっちが恥ずかしくなるようなことも言っていたが、素直に感謝している。しかし、こちらだけ恥ずかしい思いをするのは何だか悔しい。なので仕返しをすることにした。


「ねぇ、ランス。」
「どうした?」
「はい、あーん。」
「お、くれんのか。サンキュ。」


仕返しのつもりだったのに普通に食べるランス。


「もらったんだから返さねえとな。ほら、あーん。」
「あ、あーん………」


そして食べさせられた。すごく恥ずかしかった。これじゃあ仕返しになってない…………
そうして私だけ恥ずかしい思いをしてクレープを食べ終わった。


「さて、これからどうするよ?」
「もうすぐお昼の時間だし、ゆっくりお店探しでもしよっか。」
「そうだな、そうすっか。あ、それと。」
「なに?」
「あんま俺から離れんなよ。またナンパされるぞ?」
「も、もう!」


今日はからかわれてばっかだな……と思うフェイトであった。




side キャロ



「何だかほんとにのんびりだね〜」
「うん。………キャロは、六課に来る前はこういうお休みとか過ごしてた?」
「実は……あんまりないかな。あっ、でもフェイトさんに遊園地とか水族館に連れて行ってもらったことはあるよ。」
「ほんとに?僕もそうだよ。」
「初めて遊園地に行ったときはホントに楽しくて、日が暮れた時に楽しい時間が終わっちゃうのが嫌で泣いちゃったんだ。」
「わかるよ……前日は楽しみで眠れなくて、終わった後はずっと寂しくて…………」
「うんうん!そうそう!」
「今だからわかるけど、フェイトさん、すごく忙しいの
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ